幻滅?裏切り?リハビリ中ゴルフで罰則受けた中日・松坂大輔に非難の声殺到
中日の松坂大輔(38)が今月のチームの練習日に千葉県内でゴルフをしていたことが発覚、球団がペナルティを科したことが明らかになった。加藤宏幸球団代表が16日、明かしたもの。今日17日発売の写真週刊誌に「松坂大輔、リハビリ中にゴルフ満喫」のタイトルで掲載されるもので、松坂自身が14日に加藤代表に対して電話で、練習日に球団に無断でゴルフを行い、写真週刊誌の記事になることを詳細に報告。「自覚が足りませんでした。反省しています」と深く謝罪したという。球団サイドは、ただちに対応を協議してペナルティを与えた。 加藤代表は、「ペナルティの内容は言えませんが、すぐにペナルティを科しました。休日であれば、チームとしてゴルフは禁じていないのですが、練習日にやったとなると問題です。ましてリハビリ中にゴルフをしたとなると“何をやってんだ”とファンのお叱りを受けることにもなります。チームの期待も裏切ることになります」と説明した。 関係者によると、その日、松坂は横浜高校時代に甲子園で名勝負を演じた某テレビ局のアナウンサーと一緒にラウンドしていたという。 故・星野仙一監督時代には、この手の不祥事が起きた場合、数百万規模の罰金を徴収していたが、現在は、コンプライアンスがうるさくなり、“前時代的な罰金ペナルティ”を科すことができなくなっている(一部の球団ではミーティングに遅刻しただけで罰金を徴収した例があるが)。また一般企業のような罰則に関する定款もなく、今回のペナルティは、「厳重注意処分」などの罰則だったと推測される。 松坂は昨季ソフトバンクを退団して推定1500万円の年俸で中日と契約、11試合に投げて6勝4敗でオールスターに出場しカムバック賞を獲得するなど感動的な復活劇を演じた。今季は背番号も「99」から「18」に変わり、推定年俸は1億円近くに跳ね上がった。 沖縄キャンプでも松坂を目当てに多数のファンが押しかけて記録的なグッズの売り上げに貢献するなど、チームの象徴的な存在の選手だけに「リハビリ中にゴルフ」となると、ファンの期待と同時に首脳陣の期待をも裏切り、チームにおける求心力も一気に失うことになりかねない大失態である。 しかも、チームは故障者続出で先発ローテーを組むこともままならず、与田監督がなんとかやりくりをして借金「3」に留まっている状況。猫の手でも借りたいときに、一方で「ゴルフ満喫」では現場の士気にも影響する。もし表沙汰になっていなければ、球団の誰も知らないままウヤムヤになっていただろう。 松坂の「リハビリ中ゴルフ」の失態に対して、ファンの反応は厳しく、ネット、SNSでは非難コメントが殺到した。