幻滅?裏切り?リハビリ中ゴルフで罰則受けた中日・松坂大輔に非難の声殺到
「裏切り行為」「プロとして自覚のない行動に幻滅」「一、二軍の選手が一生懸命プレーしている最中にあり得ない行為」「せっかく中日に拾ってもらったのに」「若手への悪影響」というものがほとんどで中には「怪我をしているときにサッカーをした朝青龍を思い出した」というものや「もうクビでいい」という過激なものまで。 「マウンドで取り戻して欲しい」という声もあったが、松坂の行為をかばうような書き込みはほとんど見られなかった。 西武時代に交通違反をし、当時の広報が身代わり出頭したことが発覚し大問題に発展したことがあったが、その過去の汚点を引っ張りだして「昔と変わっていない」と指摘する声まであった。 本来は松坂世代というネーミングを作った伝説の投手として、グラウンド内だけでなく、生活面や野球に取り組む姿勢も含めて中日の若手、そして球界全体の“生きたモデル”となるべき選手である。なにも、四六時中“聖人君子”である必要はないが、気分転換にゴルフをするなら球団が禁じていない練習のない休養日にやるべきだった。 松坂本人は「自覚が足りなかった」と謝罪したというが、リハビリ中という辛い時だからこそ伝説の投手にふさわしい周囲にリスペクトされるような正しい姿を示すべきだっただろう。ペナルティを受けた以上、今後の姿勢と、結果で失った信頼を取り戻すしかない。 松坂は、2月の沖縄キャンプ中にファンに腕を引っ張られたことがきっかけとなり、古傷の右肩を痛めて離脱。以降、1、2軍での登板機会はなくリハビリを続けていたが、肩の治療のために定期的に関東の主治医を訪れており、その際にゴルフをした模様。ようやくブルペンでのピッチング練習を再開できるまで復調しており自ら電話で球団に失態を報告した14日は、ナゴヤ球場で故障後初めて捕手を座らせて投球練習を行った日だった。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)