「白黒みたいな景色だった」“友達は数人”3月1日に卒業式を迎える高3の後悔
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。2月29日(木)は、「明日 卒業します!」をテーマに放送。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、3月1日に高校を卒業するリスナーと電話をつなぎ、現在の心境を聞きました。そのなかから、学校生活に後悔があるという男性リスナーとのやり取りを紹介します。
こもり校長:今日は2月29日ということで、明日からは3月です。特に高校3年生の生徒(リスナー)は、明日3月1日が卒業式だという人もいると思う。卒業を前に、今どんな思いを抱いているだろう? 今夜は、明日3月1日に卒業式を迎えるキミが、今どんな思いで前日の夜をすごしているのかを教えてほしい。 COCO教頭:はい。高校生活で思い残したことがある生徒はこれからにワクワクしているかもしれないし、「友達と離れたくない」と思っている生徒もいるだろうね。 こもり校長:そこに思いがある生徒も、「卒業式なんて別に」と思っている生徒もいるだろうね。全ての思いが正解だし、だからこそ、今何を思っているのか教えてほしい。
――「明日は卒業式」高3リスナーの心境
こもり校長:もしもし! 明日、高校を卒業するということだけど、今の心境はどうよ? リスナー:6割が達成感で、2割が周りへの感謝の気持ちで、最後の2割は後悔が残っています。 こもり校長:達成感はどこで感じたの? リスナー:電車通学で、毎日1時間半かけて登校していたんです。それが「やっと終わる!」という達成感があります。 こもり校長:1時間半! 3年間よく頑張ったよ! 周りへの感謝は? リスナー:家族や、支えてくださった先生方に感謝しています。 こもり校長:うんうん、でも後悔もあるんだね。2割の後悔は何なの? リスナー:高校に入ったころから、「雰囲気になじめてないな」と思っていたんです。それで、家の近くのジムで筋トレをする、という逃げ道を作ってしまって……。高3まで数人しか話す人がいなかったんです。 こもり校長:自分のなかで区切っていたというか、「雰囲気に合わないからこの程度」と思って3年間過ごしてきちゃったのか。 リスナー:はい。今日1ヵ月ぶりに学校に行ったんですけど、隣の席だった人とかが話しかけてきてくれたんです。それが楽しかったので、もうちょっと話せばよかったなという後悔が……。 こもり校長:何て話しかけてくれたの? リスナー:「元気にしてた?」って。「ずっとジムに行ってた」って言ったんですけど……(笑)。 こもり校長:そうか~、それが楽しかったんだね。 リスナー:すごく楽しかったです。自分が思っているだけで周囲の人の思いは違うんだな、ということに気づかされました。「前から話してみたかった」と言われて……。 COCO教頭:そうか~……! こもり校長:自分的には、みんなの空気感で「自分のことをこう思っているんじゃないか」と思っていたけど、いざふたを開けて見たら全然違ったということに、その子を通して気づいたんだね。 リスナー:そうですね。いままでは白黒みたいな景色だったんですけど、華やかなクラスに変わりました!