日本代表の新監督に森保氏(全文2)「日本人の良さ」出して世界と向き合う
Q:日本代表をどんなチームにしていきたい?
テレビ朝日:続いて、今大会、ロシアワールドカップを経て、今、森保新監督が感じている日本サッカーに必要なこと、そしてどんなチームにしていきたいか教えてください。 森保:足りないところは、全てのレベルアップをしていかなければいけないと思います。個のレベルアップはもちろんやっていかなければいけないですし、日本の良さである部分も全て磨きをかけてレベルアップしていかなければいけないというふうに思います。われわれのことだけ考えていれば、これまでやったことで満足で終わりでいいかもしれませんが、世界や他国はどんどん進化していっているので、全ての部分をレベルアップして「追い付け追い越せ」という気持ちでやっていかなければいけないというふうに思ってます。 テレビ朝日:先ほどお話の中で世代交代という話が出てきていますけれども、今後のメンバー選考については、選手たちの4年後の年齢を考えた上で若い選手を選んでいくのか、その中で今、もうベテランと呼ばれている選手たちのことをどう、今、考えているのか教えていただいてもいいですか。 森保:選手選考に関しては、そして世代交代ということに関しては、言葉ありきではなくて、やはりこの世界は競争があると思いますし、見せられる選手、走れる選手、実力がある選手が生き残っていく世界だというふうに思っております。世代交代はやっていかなければいけないと思いますが、私自身、年代間の融合をしっかり図りつつ、新しい日本代表を築き上げていきたいというふうに思っています。 テレビ朝日:直近の国際大会でいうと、来年1月にもうアジアカップがあります。先ほど、アジアというお話も出てきましたけれども、この大会を、今、監督の中でどう位置付けていらっしゃいますか。 森保:非常に日本の力を示すためには、そして日本の経験値を上げるためには非常に重要な大会だというふうに思っております。ただ、その大会に向けての選手選考、あるいはどうやって戦っていくという部分は、まだ今日、監督に就任させていただいて、まとまっていない部分がありますので、これから国際Aマッチデーや、あるいは各試合を通してどういうふうに選手を使っていくのか、大会に臨むのかということは考えながらやっていきたいと思います。