日本代表の新監督に森保氏(全文2)「日本人の良さ」出して世界と向き合う
Q:正式に監督就任して去来した思いは?
司会:それではまず、代表質問を幾つかお願いいたします。 テレビ朝日:代表質問、テレビ朝日の寺川と申します。中央の辺りから失礼いたします。着座にて失礼いたします。まず森保監督にお伺いします。監督就任を聞いたのはいつごろだったのか、そして正式に今日、決まって、どんな思いが胸に去来したのか教えてください。 森保:監督就任が正式に決まったのは今日です。そして、私の意思確認というか打診をいただいたのは、日にちは忘れましたけど、技術委員会が終わってそのあとに関塚さんから話をいただきました。しかしながら、その関塚さんから話をいただいたときには、多数の候補の中での意思確認かなということでずっと時を過ごしてきましたが、今日、田嶋会長に正式に話をいただき、即決で決めさせていただきました。 それまでには一応、話をいただいていたので、自分の考え方はいろいろとまとめたりとか、あるいは私が相談しなければいけない家族であったりとか、私がいつも相談している方々に少し相談したりとかっていうことはありました。気持ちとしては、本当に重責だなということ。東京オリンピックの代表だけでも重責であるということは重々感じていながらこれまでも過ごしてきましたけど、さらにA代表の監督も兼任するということ、これは正直、自分でできるのかなというふうに思いながらやってきましたが、この2つのことを兼ねてやることで日本のサッカー界の発展につながるということ、そこは自分の中でも、本当に大変な仕事ですけど、これは日本のサッカー界のためになるな、発展のためになるなというふうに思っていました。 そして、先ほども言いましたけど、自分1人だけでやるのであれば、これは本当に不可能だというふうに思います。でも、ここにおられるお2人をはじめとする、日本サッカー界を支えてくださる方々の力を貸していただければ必ず成し遂げられることだというふうに思って、自分ではそう整理して、話を受けさせていただきました。気持ちとしてうれしいとか、そういうのは正直、一切浮かびませんでした。大変なことをやらなければいけない。でも覚悟を持ってやれば必ず成し遂げられる。いろんな方と力を合わせてやっていけば必ず成し遂げられると、そう自分の中で思って話を受けさせていただきました。