日本代表の新監督に森保氏(全文2)「日本人の良さ」出して世界と向き合う
西野監督は「日本人の良さ生かした」チームづくり
日本のサッカー界も長い歴史があると思います。多くの先輩たちが本当に大変な努力をしてくださって、経験を重ね、経験を積み上げてこられて今の自分たちの活動があるというふうに思っております。日本のサッカーに携わった、経験してこられた全ての方々に尊敬と、そして感謝の気持ちで自分の仕事をしていきたいというふうに思っております。そしてまた、先ほども言いましたが、そういう先輩方にしていただいたこと、つないでいただいたことを次の人にしっかりと伝えていけるように、バトンタッチしていけるようにやっていきたいと思います。 先日はロシアのワールドカップをコーチとして経験させていただきました。西野監督は本当にすごい、素晴らしい監督だと思いました。西野監督の、監督としての裁量ももちろんですけど、西野監督は本当にいろんな方々の歴史を、日本サッカー界の歴史を踏まえて、日本らしいサッカー、日本人の良さを生かしたサッカーということでチームづくりをされていました。そして西野監督の前監督、ハリルホジッチさんから、西野さんは日本人に足りないところ、デュエルの部分や、ゴールに素早く向かっていく、そういうところは日本人の良さ、プラス、いろんなことを学びながら、プラスアルファしながらチームづくりをされていて、本当に考えていることが大きくて、日本人にどうしたら合うんだろうということを常に考えられてチームづくりをされているなというふうに思いました。そういう西野監督からバトンを受け継ぎ、日本人らしく、日本人の良さを出して戦い、世界と向き合っていきたいというふうに思います。 ただ、世界だけ考えている前に、まずアジアがあります。われわれはしっかりとしたチームづくりをしてアジアを戦い抜き、世界との戦いに向かっていきたいというふうに思っています。西野監督がやられた、オールジャパンで戦うチームづくりを私も継承して、進化させていきたいというふうに思っています。 オリンピックでは2年間、そして次のワールドカップでは4年間、選手とスタッフと共に最高のチームをつくり上げていきたいというふうに思います。しかしながら、現場の選手とスタッフだけでは強いチーム、強い日本代表はつくれません。ここにおられるメディアの皆さんをはじめ、日本代表を支えてくださる全ての皆さんの力を貸していただき、力を結集して、強い日本代表が世界に打って出られるというふうに思っております。どうぞ、われわれと一緒に戦っていただければというふうに思います。常にそのときのベストを尽くして戦ってまいりたいと思いますので、支援、応援のほど、そして一緒に戦っていっていただければありがたいです。ありがとうございました。