「ユイに敗北を与えた」敵国メディアが“最大の番狂わせ”に歓喜「魔法の瞬間を祈っていた」須崎優衣は敗者復活戦へ【パリ五輪】
パリ五輪のレスリング女子フリースタイル50キロ級が8月6日に行われ、2021年東京五輪金メダリストの須崎優衣が、初戦でインドのビネシュ・フォガトと対戦し、2-3と逆転負けを喫した。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック 須崎は前半にアクティビティポイントで2点を獲得したが、試合終了間際に2点を返されてしまい、2-2の同点。規定によって最後のポイントを奪った方に優先権があるため、ビネシュが勝利を収めた。 須崎は国際大会で海外選手には一度も負けておらず、94連勝をマークしていたが、ビネシュが初めてその牙城を崩した。インド誌『India Today』は「パリ五輪最大の番狂わせの一つ」と伝え、「国際レベルでユイに敗北を与えた最初のレスラーとなった」と、誇らしげに紹介していた。 さらに別の記事では「ビネシュ・フォガトがディフェンディングチャンピオンを驚かせた」とし、「インドのレスリングファンは、彼女(ビネシュ)にとって不利な状況に打ち勝つ魔法の瞬間を祈っていた」と記していた。 さらにインド紙『The Indian Express』は、「ユイ・スサキを相手に、ビネシュは5分半近く、最もコンパクトなレッグディフェンスを披露し、それが彼女の最終的な進歩につながった」と、勝因を分析していた。 ビネシュは2016年のリオから五輪に出場し、インドの女性では初の3大会連続で五輪出場を果たした。2022年の世界選手権では銅メダルを獲得している。 須崎に勝利したビネシュは勢いに乗り、決勝へ進出。だが、これにより、7日に行われる敗者復活戦に須崎が出場することが決まった。連覇の夢は逃したものの、銅メダルを懸け、もう一度這い上がる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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