ベールを脱いだ虎の新守護神候補ケラーはスアレスの穴を埋めることができるのか?
池田氏は、こんな見方をしている。 「岩崎がクローザーとして1年を通して結果を出すことができるのか。あるいは、ケラーが今後、本来の力を見せてセットアッパーからクローザーに配置転換してくるのか、を含めてすべてが未知数だろう。従ってスアレスの代役が務まるのか?という答えも現時点では未知数。だが、阪神がチームのウイークポイントを埋めることができるのであれば、他球団と戦力を比較してみても今季の優勝争いをするチームであることは間違いないと思う」 今季は延長12回制が導入されるため戦力の層というものが幅を利かせてくる。そう考えると先発の顔ぶれも含めて阪神の投手力は豊富だ。オープン戦のチーム防御率の2.30はBIGBOSS新庄が率いる日ハムの1.87に次いで12球団で2位の数字。昨季42セーブを記録した“絶対的守護神”スアレスの穴を岩崎かケラーが埋めることができれば悲願のVをぐっと引き寄せることになるのかもしれない。