阪神・西純矢が「大阪・関西万博開催記念 夢洲ファンラン」で疾走!「今年一番キツかった!!」
「大阪・関西万博開催記念 夢洲ファンラン」が、大阪・関西万博の開幕まで100日となった3日、会場となる大阪市此花区の人工島・夢洲で開催され、阪神・西純矢投手(23)がゲスト参加した。 快晴の夢洲で持ち前の笑顔が弾けた。感じたのは100日後に迫る大阪・関西万博の足音と鍛錬を積んできた自らの変化―。西純にとって確かな手応えもつかむ2025メートルとなった。 「道がすごくきれいだったので走りやすかったですし、景色も天気も良くて、気持ちよく走れました」 夢洲ファンランのスタート地点に登場すると、ランナーたちを激励するだけでなく「仕上げてきました!!」と自前のランニングシューズを履き、やる気満々でスタートラインへ。号砲と同時のロケットスタートだった。最終的に1着争いは子供たちに譲ったものの「今年一番キツかった!!」と〝三が日最終日ボケ〟も繰り出す満喫の全力疾走。「万博はあまり身近に感じていなかったけど、実感が湧いた」と、ビッグイベント会場の風も全身で浴びた。 マイウオッチでの計測でゴールタイムは9分8秒。3キロ走では18分台だったこともある右腕にはうれしい数字だが、このタイムには納得できる理由があった。 「(昨年10月の)フェニックス・リーグのときの体重は101キロ。今は95キロになりました」 今オフの取り組みの一つが食生活改善。野菜の積極的摂取やよく噛んで食べること、焼肉店に行ってもセセリなど高タンパク質の部位をすすんで食べることを心がけ、加えてウエートトレにも勤しんで2カ月で6キロの減量に成功した。〝戦闘ボディー〟化を見事に証明した。 2月1日の春季キャンプイン時の設定目標は90キロ。「3試合連続ハイクオリティー・スタート(先発で7回以上、自責点2以内)ができたり、内容が良かった2023年が92キロで体脂肪率15%。そのときは最速155キロが出ていた」と理想だった姿を追い求めれば、まだ折り返し地点だ。年末は例年になく12月30日まで投げ込みを行うなど、1軍定着と初の2桁勝利を目指せば、目の色は違う。 「キャンプ初日からフルでアピールできるようにするには、この1月の期間がすごく大事。しっかりと追い込みをかけながらやりたい」