阪神・西純矢が「大阪・関西万博開催記念 夢洲ファンラン」で疾走!「今年一番キツかった!!」
歴史はミャクミャクと紡がれ、今季は球団創設90周年。そのスタートは90キロで―。体をとことん絞り上げ、球春のスタートラインからも全力疾走だ。(須藤佳裕)
★西純の今年の漢字は「跳」
西純は今季への決意を漢字一字で「跳」と記した。「去年、一昨年は沈んだので、今年は大きく跳びたい。跳んで飛躍の一年にしたい」。2022年の自己最多6勝から一転、23年は5勝で、昨季は未勝利と苦しんだ。「悪かった年は悪かった年で、全部が失敗という意味ではない。成功するための勉強」。必ずや糧とし、2桁勝利までジャンプしてみせる。
★虎党先発事情
昨季13勝で勝ち頭の才木浩人投手(26)、防御率2・58と安定感をみせた村上頌樹投手(26)、2年連続2桁勝利を達成した大竹耕太郎投手(29)がローテの軸。チーム最年長の西勇輝投手(34)、来日3年目のジェレミー・ビーズリー投手(29)、4勝から再起をかける伊藤将司投手(28)に加え、異物除去術の影響で開幕に間に合うかは不透明だが、高橋遥人投手(29)も候補だ。西純は富田蓮投手(23)、門別啓人投手(20)らとともに追う立場。D1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=について藤川監督は先発起用を明言している。