今年も「新米」が出回り始めましたが、昨年よりも値段が上がっています。5人家族で「月15kg」を7000円前後で購入していましたが、いくらくらい高くなりますか?
家計への影響として、月々の負担増をシミュレーション
次に、2024年産の米の価格について、概算金の上昇率(2~4割)と、小売価格の上昇率(3~4割)の最大値である40%を上昇率と仮定して、試算を行います。月々15キログラムの米を購入する家庭の場合、どのくらい家計に影響があるのか、見てみましょう。 ◆2023年の価格(東京都区部) 5キログラム当たり 2310円 15キログラム当たり 2310円×3=6930円 ◆2024年の予想価格(40%上昇と仮定) 15キログラム当たり 6930円×1.4=9702円 ◆2023年と2024年の差額 月間の差額 9702円-6930円=2772円の増加 年間の差額 2772円×12ヶ月=3万3264円の増加 この試算によると、月に米15キログラムを消費する世帯の場合、2024年産米の価格上昇により、年間で約3万3000円の負担増となる可能性があります。
まとめ
2024年の米価格上昇は、米を月々15キログラム購入する家計にとっては、年間3万円以上の追加負担をもたらす可能性があることが分かりました。この影響を軽減するには、家庭での消費量の見直しなどが考えられます。 また、直接農家から購入したり、ふるさと納税を活用したりすることも一案です。米価格の動向に注目し、柔軟な対応を心がけることが重要です。 出典 農林水産省 米に関するマンスリーレポート(令和6年9月号) 農林水産省 米をめぐる状況について 農林水産省 米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部