ふるさと納税新制度に異論 泉佐野市が会見(全文3)ふるさと納税の縮小が目的なのか
申請した返礼品数はどの程度減ったのか
毎日放送:すみません、MBSの【シミズ 00:49:17】と申します、よろしくお願いします。先ほどの質問と多少かぶってしまうところはあるんですけれども、今回4月の5日に新しい制度のふるさと納税の申請はされたということで、申請されたところ、品目の中で、現在の返礼品数と比べて、申請出されたあとの品目数、だいたいどれぐらいまで減ったのかっていう具体的な数と具体的な品目、こういうところは諦めざるを得なかったとか、こういう品目はやっぱり申請から、総務省から認められないだろうと思って外したとか、そういう具体的な品目があれば教えてください。 木ノ元:すみません、私のほうから回答させていただきます。申請につきましては先ほどもお話しさせていただいたように4月3日に説明会がございまして、提出期限が4月5日と。2日後ということもございましたので、そういったかなりタイトなスケジュールの中で申請書を出さないといけないっていうところがございまして、正直、事業者さんとその辺り、調整が整うだけの時間の余裕がなかったというところで、今回の申請につきましては、返礼品を送付しないという形での申請をいったんさせていただいております。これ、ちょっともう時間的な中で調整がつかないという判断の下で出させていただいております。 毎日放送:すみません、返礼品を送付しないということは、今まで例えば牛肉であったりお米であったりっていうものを返礼品として用意はされてたと思うんですけれども、もうそうなると、じゃあもう純粋な寄付だけで制度を運用していくということですか。 木ノ元:今現状での申請内容ということになりますので、今後、状況を見ながら、返礼品の追加等も含めて考えていきたいなとは思っております。
今の返礼品の中で、新制度で弾かれそうなものは?
毎日放送:ちなみに今回の総務省の基準に照らせば、今、泉佐野市として展開しているふるさと納税の返礼品の中で、具体的にこういうものははじかれるだろうなっていうのはあるんでしょうか。 阪上:それは私のほうから。かなりあると思います。さっきご説明をさせていただいたように、かなり厳しい内容でございますので、泉佐野市で言えば、代表的なもので泉州タオルとか、水なす、タマネギ、キャベツ、ワタリガニみたいなものはご提供はできるっていうのは、想像はつきますけれども、まだ詳細までちょっと精査はできていないのであれですけれども、本当に今でしたら1000種類以上ということにはなりますけれども、さっき半分以下って申し上げたんですけれども、もうそれ以上少なくなるんじゃないかなっていうふうにはみています。 具体的なところでいうと、やっぱりお肉とか、遠方にはなりますけど、被災地の支援という形でやらせていただいていたお米とか海産物とかも、どうやら今回の規制では排除されているので、そういったところもできなくなりますので、なかなか本当に厳しい状況にはなるのかなというふうにはみています。 毎日放送:ありがとうございます。先ほど返礼品を送付しない形でのふるさと納税の仕組みということで申請を出されたということなんですけれども、逆に言えば6月1日からふるさと納税していいですよというふうな形で総務省から指定がされた場合に、返礼品とかは随時、一応増やしていく方針というのは考えておられるんでしょうか。 阪上:そうですね。返礼品はまったく送らないというわけではなくて、木ノ元からも申し上げたように、申請が、3日に説明があって、5日の3時までっていうような起源でした。先ほど申し上げたように、膨大な資料を作成する中で、退出期限に間に合わせようというようなところで、暫定的に返礼品についてはゼロにせざるを得なかったというようなことですので、今後については当然、われわれも地元の事業者に、先ほど申し上げたように、ふるさと納税に取り組める環境っていうのを提供したいということを考えておりますので、そこはしっかりやっていきたいというふうに考えています。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:それではほか、質問のある方。皆さまから向かって左側の、前から2番目の男性の方、どうぞ。 【書き起こし】ふるさと納税新制度に異論 泉佐野市が会見 全文4に続く