ふるさと納税新制度に異論 泉佐野市が会見(全文3)ふるさと納税の縮小が目的なのか
会見をこのタイミングで行う理由は?
関西テレビ放送:関西テレビの【サカモト 00:39:53】と申します。よろしくお願いします。まず前提として、この会見をこのタイミングで行われたのは、指定先が総務省から決められる前に、総務省に対してちょっとしたプレッシャーを掛けておこうっていう狙いもあるんでしょうか。 阪上:私からよろしいでしょうか。 関西テレビ放送:もう、どなたでも。 阪上:私お答えさせていただきます。特にそういう意図はなくて、4月の3日に大阪府さんから府下の市町村向けにご説明があって、もちろんそれまでに資料は拝見はしていたんですけども、いろいろご質問があって、それで確認したところやっぱり今のような内容だったと。これはちょっとやっぱり黙ってられないなというふうに感じました。ですので、すぐにでもということは考えたんですけど、いろいろ準備をさせていただいて、本日ということになりました。 関西テレビ放送:法改正がもうあるという中なので、直接伝えてもあまり意味はないのかもしれないですけど、総務省に対してこういうことを直接問題点ありますよねって伝える機会っていうのは今までもあったんでしょうか。あるいはこれからするんでしょうか。 阪上:それもちょっと私からお答えさせていただくんですけども、われわれはずっと、先ほども訴えっていうのは、議論をしようということで投げ掛けてきました。でも結果的にこれまでそういった議論の場を設けていただくことはありませんでした。ですので、実際、総務省にお会いして、こうじゃないですか、ああじゃないですかということを申し上げた機会はございません。 関西テレビ放送:さかのぼって罰則を設けるのは、法律を作るのは良くないっていう、おっしゃることはよく分かるんですけども、ただ現実問題そうなりそうな中、また目を付けられそうな100億円の還元セール行ったりとかっていうのを続けたのはなぜなんでしょうか。 阪上:それは、よく、これ、総務省の対決っていうような構図をメディアの方がおつくりになられていて、一方でわれわれが寄付を募集するためにさまざまな取り組みをしているっていうことがあって、それを、例えば100億円のキャンペーンであれば、総務省に対抗みたいなことを書かれたりとか報道されたりとかするんですけど、実はわれわれはまったく別もんだと考えています。 訴えることはやっぱり、総務省に対して間違っているんじゃないですかっていうことは、訴えるっていうことは別で考えていて、寄付を集めるっていうことは寄付を集めるっていうことで、さまざまなことをしていくっていうのがわれわれの考え方です。ですので、総務省がAmazonギフト券を怒ってるからAmazonギフト券をやってやろうみたいなことは一切考えてませんでしたし、こう言ってきてるからああやってやろうみたいなことは、本当にまったく念頭にないんですね。 われわれは、ほかの自治体さんもそうだと思うんですけども、寄付をやっぱりたくさん集めたいっていうことは、みんなベクトルは一緒だと思うんですね。実際われわれだけじゃなくて寄付をたくさん集めてらっしゃる自治体もある。われわれはその1つでしかないのかなっていうふうに考えてます。