PGAツアーマーケティング&コミュニケーションディレクターのコーリー・ヨシムラ「“好き”を仕事に」
週刊ゴルフダイジェストの連載「PGAツアー HOT LINE」でおなじみの“コーリーさん”。米国出身の彼は、なぜ日本に? そもそもPGAツアーのディレクターとはどんな仕事? 好きなことを仕事にするってどんな感じ? 質問をぶつけてみた。【全2回中1回目】
「今の仕事は楽しいですか? やりがいはありますか?」と尋ねると「毎日感じるんです。ああ、この仕事ができて良かったと。『自分のやりたい仕事を書いて』と言われたら、今やっていることになる。それくらい好きな仕事です」と話すコーリー・ヨシムラ氏。 肩書は、PGAツアーインターナショナルのマーケティング&コミュニケーションディレクター。PGAツアーの魅力を発信し、日本のファンの心をつかんで離さない。 生まれは米国ユタ州のソルトレークシティ。シングルプレーヤーだった父の手ほどきで4歳か5歳の頃にはゴルフクラブを握っていた。 さまざまなスポーツに取り組んだが、「実は生まれつき心臓が良くなくて。医者にコンタクトスポーツは避けたほうがいいと言われたこともあり、8歳ぐらいからゴルフが中心に。それから高校を卒業するまで毎週のようにゴルフの試合に出ていました」。
ユタのゴルフ環境は抜群で「夏は暑く、冬は寒い所ですが(笑)、日本と違って湿気は少ないですし、雪が積もらなければ回れます。私が子供の頃は9ホールなら5ドルぐらいで回れました。アメリカのコースはジュニアゴルファーに優しい。それはすごくいいことだと思います」。 高校時代からチームの主力として活躍し、地元で名の知られる存在に。しかし「どうしても行きたい大学があって」しばらくゴルフを休むことに。無事、志望のブリガム・ヤング大学(BYU)に入学し、マーケティング広報を専攻したが、大学での学びを生かし現職に一直線……となったわけではない。 「大学に入学して1年後、いったん休学し、末日聖徒イエス・キリスト教会のボランティア宣教師として日本に来たんです。私は日系4世ですが、来日はその時が初めて。実家でも日本語はほとんど使ったことがありませんでした」
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