菅沼菜々が日本パラスポーツ協会へ100万円を寄付 復活目指す来季は「ステップでも優勝を狙いたい」
女子ゴルフでツアー2勝の菅沼菜々が4日、所属先のあいおいニッセイ同和損保で日本パラスポーツ協会(JPSA)への寄付金100万円の寄贈式を行った。菅沼は2020年に広場恐怖症であることを公表。パラアスリートをリスペクトしており、ともに前を向いて頑張りたいとの考えから、今季の獲得賞金の一部をJPSAに寄付した。「プロゴルファーとして、人のためにできることがある。元気を届けられたらと思い、今年も寄付をした」と話した。同様の活動は3季連続となる。 今季は29試合に出場するもトップ10入りは一度のみ。メルセデス・ランクは79位でシードを喪失した。「ずっとうまくいかなくて、悩んで考えすぎた。今は友達と遊んだりリフレッシュしている。でもゴルフは好きでずっと続けたいので、復活できるように来季に向けて調整していきたい」と前を向いた。 前週行われた来季出場権をかけた最終予選会(QT)は102位。当面の主戦場は下部ツアーになる。「来季はステップ(下部ツアー)でも優勝を狙いたいし、シード復帰できるようにレギュラーでも頑張りたい。今年は調子が悪かったからこそ見えた世界もあった。周りの助けを感じられたので、来年は笑顔をたくさんの方に届けたい」と活躍を誓った。 寄贈式のほかには同社の社員やJPSA常務理事の河合純一氏とのトークセッションを実施した。「すごい伝えるのが難しかったけど、楽しかった」とシーズン中はできない交流を楽しんだ。「今季はすごくつらかったシーズン。皆さんも仕事で悩むことがあると思うんですけど、私がゴルフで来年は頑張って、皆さんに感動や勇気をたくさん届けられるように頑張りたい。それを見てもらえたらうれしいなと思う」とメッセージを送った。
報知新聞社