名古屋学院大が日本体育大を撃破し、準決勝で日本大と対戦。もう一つのカードは3年連続で優勝を争った白鴎大と東海大
名古屋学院大の竹之下秀樹コーチが「留学生がしっかり言うことを聞いてくるので、それが僕らの1番の強みです」と語るように、デイビットに対してオコエ ピーター ジュニアとニャン アマドゥ マクターが互角に渡り合えれば勝機は十分にある。「ものすごいシュートが入るチームなので、しっかりディフェンスを頑張って良い結果が得られるように力を合わせていきたいと思います」と古川コーチが語ったように、日本大としてはボールのない局面でフィジカルな対応をし続けることで、永野と中山をオープンで3Pを打たせないことが重要。その役割を担いそうなのが、190cmのシューター泉登翔と188cmで高い身体能力を持つ山田哲汰になるだろう。
準決勝第2試合 東海大 vs. 白鴎大
3年連続でインカレの頂点を争った2校が、今年は準決勝で対決。過去3年の決勝同様、フィジカルかつ強度の高いディフェンスを両チームとも持ち味だけに、どのようにオフェンスを遂行して得点に結びつけるかが勝敗の分かれ目になりそう。
オータムリーグの直接対決で2勝した白鴎大は、佐藤の得点力とゲームメイク、モンガ バンザ ジョエルのパワフルなインサイドゲームで主導権を握りたいところ。根本大と陳岡流羽の3Pが当たり、ポーグ健が攻防両面でここぞというタイミングでビッグプレーを決められるのも強み。網野友雄コーチは、「1週間お互いに準備しての準決勝になるので、本当にどれだけいい練習ができて土曜日のゲームを迎えられるかということが大事」と語る。
大東文化大を破った後、東海大の陸川コーチは白鴎大との準決勝に向けて意欲満々だ。「気持ちが入ってない時に壊すこともあるけど、インカレではハーパーです。絶対に彼が何かをやってくれる」と、ハーパーが攻防両面でチームを牽引することを指揮官は期待している。福岡第一の後輩である轟とのガード陣がしっかりゲームをコントロールしながら、この2人で高校でチームメイトだった佐藤のオフェンスをスローダウンさせることは、東海大が勝つために欠かせない要素。陸川コーチが「インカレは4年生の大会」と話しているように、スターターの西田陽成と前野幹太が白鴎大の4年生に負けないパフォーマンスを発揮できるかにも注目したい。
文:青木崇
青木 崇