名古屋学院大が日本体育大を撃破し、準決勝で日本大と対戦。もう一つのカードは3年連続で優勝を争った白鴎大と東海大
ハイスコアの展開を強みにオータムリーグを制覇した日本体育大に対し、名古屋学院大は臆することなく点取り合戦に挑んだ。永野威旺が7本、中山玄己が4本を決めるなど、17本の3Pショット成功で日本体育大から105点を奪っての勝利。3Qまで一進一退の攻防だったが、3Q終了間際と4Q最初のオフェンスで中山が左コーナーから3Pを決めたことで勢いに乗った名古屋学院大は、4Qだけで6本の3Pショットを決めて日本体育大を一気に引き離した。
「こうなるとは思わなかったですね。僕らは80点取れればいいと思っていたので、1ピリごとに20点ずつ取るのをどうするのかを考えていましたけど、ここまで来るとは思わなかったですね」とは、名古屋学院大の竹之下秀樹コーチ。永野の31点を筆頭に、5人が2ケタ得点を記録するなど、日本体育大のディフェンスを切り崩した見事な勝利だった。
オータムリーグでの対戦が1勝1敗だった日本大と神奈川大は、お互いフィジカルなプレーをし、ハーフコートゲームが展開された。日本大は神奈川大のガードコンビ、保坂晃毅と山本愛哉をいかに抑えるかに最大限フォーカスしていた。山本には17点を奪われたものの、井上水都、泉登翔、山田哲汰らがディフェンスで奮闘し、3Pショットを10本中2本成功に抑え、神奈川大を勢いづかせなかった。
コンゴロー・デイビットは29点、16リバウンドとペイント内で強烈な存在感を発揮。他の選手はいずれも1ケタ得点に終わったものの、6人が5点以上を記録していた。古川貴凡コーチが「めちゃくちゃ頑張ったと思います」と称賛した山田がドライブなど3本のFGを決めて6点を奪ったのは、日本大が神奈川大を引き離し、10点差での勝利を手にするうえで大きな意味があった。
4年連続で決勝進出を果たしている東海大は、ハーパー ジャン ローレンス ジュニアがアグレッシブに攻めてチーム最多の16点をマークする活躍もあり、3Q中盤で最大13点のリードを奪った。大東文化大は4Qになると12-2のランを見せ、塚本智裕が5分18秒に3Pショットを決めたことで、53対53の同点に追いつく。