【漬物市場2021】巣ごもり需要で生産量が3年連続増 乳酸発酵の魅力など浸透も
食品需給研究センターの「食品製造業の生産動向」によれば、「野菜・果実漬物」の2020年の生産量は、全体で前年比4.7%増の77万7246トンだった。2013年に下げ止まったが、2014年は微減、2015年は微増に転じて、2016、2017年と微減が続いた。2002年から10年以上にわたり減少の一途だったが、数年前から微増微減を繰り返し、2018、2019、2020年と3年連続で増加し回復基調にある。120万トン超と過去最大の生産量だった1991年に比べ、ここ10年ほどはその6割ほどにとどまっていたが、2020年は65%にまで回復した。2021年も1~3月は引き続き前年同月を上回り、3月単月では7.5%増となっている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、巣ごもり需要で伸長したことは確実だ。
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日本食糧新聞社