セミナーアンケートの回答数が3倍! BtoBマーケで商談化率を高める講演を企画するには?
セミナー参加者は未来のお客様。タイトルに中身が見合わなければ、逆効果に
ユーザーローカルでは、導入企業と登壇するケースが多い。登壇企業にはどのようにアプローチしているのだろうか? ┌────────── お客様のご厚意で協力いただいています。登壇してもらうためのテクニックなどはなく、普段からサービスやツールを使ってもらうためのサポートを丁寧に行う中で『普段からお世話になっていて助かっているのでいいですよ』とおしゃっていただくことが多いです。会社として真面目に取り組んでいるから、協力が得られていると思います(嶋田氏) └────────── 企画するにあたっては、イベントによって来場者層が異なるので、まずはイベントの内容や趣旨を確認する。 ┌────────── イベントの企画書から、参加者の所属や興味・関心を確認します。また同じイベントに過去に登壇していれば、過去の評価なども確認します。そのうえで、アクセス解析なのか、SNS分析なのか、B2BなのかB2Cなのかを整理して、マッチするお客様の活用事例を考えて、オファーを出します。協賛型セミナーは半年に5~6回登壇しますが、一つ一つ妥協せずに、できる限りお客様と一緒に登壇するようにしています(嶋田氏) └────────── セミナー内容を考えるにあたっては、登壇が決定してから、コンテンツ制作、登壇企業との打ち合わせなどで3か月程度かかるという。意識しているのは、参加したくなるようなタイトルをつけつつも、内容でがっかりされないようにすることだ。 ┌────────── セミナー内容が期待にそぐわないと、未来のお客様を逃すことになります。そうならないように、持ち帰って実践してもらえるような情報を用意できるよう意識しています(嶋田氏) └────────── 内容は、顧客が抱えている課題にフォーカスすることが多い。この課題を発見できるのは、カスタマーサクセスチームとして常に顧客と接しているからだという。課題だけでなく、どんな機能や活用方法がヒットしているのかも、現場の声を聞きながら把握できていることが、セミナーのコンテンツ企画に役立っているという。