セミナーアンケートの回答数が3倍! BtoBマーケで商談化率を高める講演を企画するには?
アクセス解析をしていても活用できていない。多くの企業が抱える課題にアプローチ
ユーザーローカルでは、過去にセミナーで紹介した事例や内容を再利用することもあるが、各イベントで内容がかぶらないように毎回工夫をしているのが特徴だ。
今回のセミナーでは、森永製菓の事例を通して、SNSとWebデータの評価と改善につなげるポイントを伝えた。2020年にGoogle アナリティクス 4(GA4)が登場し、2023年7月にはユニバーサルアナリティクス(UA)の計測が停止された。「GA4によりアクセス解析の概念が変わり、困っている方が増えている」と嶋田氏は話す。 嶋田氏によると、ほとんどの企業がアクセス解析に取り組んでいるものの、データを活用してアクションにつなげることができていない企業も多いと感じているという。収集したデータのレポートを「見つめている」状態なのだ。 ┌────────── 『アクセス解析をしているが結果を活用できていない企業が多い』という仮説へのトライとして今回のコンテンツを作成し、収集したデータを具体的に活用するパターンを提示しました(嶋田氏) └────────── SNSについても同様で、フォロワー数、投稿数、リポストなどの反応は計測しているが、それを評価したり、社内で共有したりといったことができていない担当者が多いという。 森永製菓では、SNSの効果として、広告費に換算して社内にアピールしたり、営業の現場でSNSで話題になっていることを示す根拠として利用できるようにしたりしている。また、SNSでバズった後に、ホームページへのアクセスが増え、その行動からニーズを把握して発信して、売り上げにもつながった事例を紹介している。 ┌────────── データを収集するだけでなく、使う、評価する、アクションするを詰め込んだコンテンツにしました。アンケートでも『このやり方を試したい』というフィードバックがあって嬉しかったです。反響が大きかったということは、データ分析しているが活用できていないという仮説が正しいということであり、今後他のコンテンツにも活かしていきたいと考えています(嶋田氏) └────────── なお、セミナーではSNSの反響を広告換算するための標準的なレートや計算方法も紹介した。ただし、こちらはセミナーのレポートでは非公開にすることとした。 ┌────────── 実際に会場に足を運んでくれた方だけに持ち帰ってもらいたい情報としてお話ししました。40分参加して良かったと思ってもらうことを常に考えていて、リアルのセミナーだからこそできる踏み込んだ情報提供をしました(嶋田氏) └──────────