斎藤も場内に流れるスピ―カーを通じて「強くなったところを近くで見れた。楽しみにしています。まずは10月24日の試合にしっかりと勝ちたい」と、再戦要求の了承を示唆した。 　インタビュールームの取材で朝倉が、改めて再戦要求の理由をこう説明した。 「リベンジをしたい。オレがベルトを巻かないとRIZINが盛り上がらない。RIZINのフェザー級のチャンピオンベルトはオレが一番似合う。今までRIZINをオレが引っ張ってきたという自負がある」 　UFCや、ベラトール挑戦が目標ではなかったのか？と問われ、「海外うんぬんよりもまずリベンジ。リベンジを果たしRIZINのベルトを巻いた先に景色は変わるかもしれないが、今いきなり海外と言ってもおかしいヤツになってしまう」と答えた。 　しっかりと足元を見ている。 　では斎藤との再戦はいつになるのか？ 　斎藤は10月24日のRIZIN.31で防衛戦を行うが対戦相手は決まっていない。朝倉のサプライズ抜擢については、榊原CEOは、「足首を少し痛めたようだからね」と否定した。 「ふさわしい相手をリストアップしている」という斎藤のタイトル防衛と、その試合内容。そして「気運が盛り上がること」が、再戦条件となるが、大晦日決戦が最有力だろう。 　出場オファーを蹴ったクレベル・コイケが、現状では朝倉の対戦候補から外れているため、否応なしに一人目のリベンジ相手、斎藤とのタイトル戦が盛り上がることになる。 （文責・本郷陽一／論スポ、スポーツタイムズ通信社）