”再起不能”KOしたIBF王者レオ、亀田和毅との防衛戦を「3月、日本」と明言、井上尚弥の対戦候補の座争う
今年8月に米国で行われたプロボクシング[IBF世界フェザー級タイトルマッチ]では、アンジェロ・レオ(30=米)が同級王者ルイス・アルベルト・ロペスから”脳出血”させる失神KO勝利で、王座を奪取。ロペスは「再起不能か」と噂される大ダメージである。 そのレオは15日、現地メディアによる複数のインタビューに答え、初防衛戦は「日本で」「3月22日」に行われると語った。挑戦者権を持つ同級1位は、日本の亀田和毅(33)だ。 【フォト&動画】レオが”フェザー級最強”王者を失神KO!脳出血の大事に… レオは元WBO世界スーパーバンタム級王者で、21年に井上尚弥とも戦ったスティーブン・フルトンに大差判定負けし陥落した。しかしフルトン戦後、フェザー級に上げるとKO連発の絶好調。 8月には”フェザー級最強”とも言われるロペスに挑戦すると、優勢な試合運びで10R、強烈な左でロペスを眠るように失神させた。ロペスは試合後、脳出血を起こしたと報じられ、翌月に『ボクシング・シーン』は「選手生命が危ぶまれている」と現状を報じた。一般的に脳出血を起こした選手は、軽度であっても医師から引退を勧められるケースが多い。 そんな技量とパワーパンチを併せ持つ2階級制覇のレオは、15日にアップされた『スカイウォーカーボクシング』のインタビュー動画で「日本へ行く予定だ。当初は2月11日の予定だったけど、3月22日になったと聞いた」と好調そうな様子で応じている。 また『アルバカーキジャーナル』の記事では、対戦相手の亀田和毅について「彼は堅実な選手だけど、彼の弱点を突けると思う。俺も、彼も前に出て攻めるスタイルだから、噛み合う最高の試合になると思う」と語っている。 亀田和毅とレオとは、過去に何度かラスベガスのジムで、スパーリングを行っている。 現在Sバンタム級の4団体王者として君臨している井上尚弥は、近い将来のフェザー級アップを計画しており、IBF王座も井上の標的となることが考えられる。 レオはインタビューで、井上との対戦について聞かれると「とにかく準備するだけだけど、その準備も万端だ。後は頑張り続けることだ」と対戦機会を見据える。 また亀田和毅も井上とは「必ず対戦したい相手」として以前から挙げており、この試合は両者の”井上尚弥ロード”にとって、負けられない試合となる。正式発表を待ちたい。