マッシュスタイルラボと大網のECリーダーに聞いた「ネッ担アワード」。モチベーションアップ+業界で横のつながりを作れる魅力とは?
マッシュスタイルラボのECはなぜ伸びている? 「ネットショップ担当者アワード」最優秀賞を受賞した責任者に聞いてみた
「ネットショップ担当者フォーラム」が2023年に初開催した、EC業界で活躍する“人”の取り組みを顕彰する「ネットショップ担当者アワード」でMVPを受賞したマッシュスタイルラボ EC事業本部 EC事業部長の今井貴大氏に成長の秘訣を聞いた 松原 沙甫[執筆]8/22 7:00 5 4 0
■ 小林氏はホビー大手ECをリード 「ベストチーム賞」は、ほかのEC事業者のロールモデルとなり得るチームを選出した。受賞した大網の2022年度EC売上高は、前期比38.0%増の350億円。コロナ禍でEC顧客の拡大が加速し、ライトな顧客層の拡大も順調に推移している。あみあみ事業部が実績に大きく貢献した。
授賞式には、あみあみ事業部の小林氏が代表者として登壇。本取材のインタビュイーも小林氏が務めた。
小林氏の受賞インタビューはこちらからチェック▼▼▼ EC業界で活躍する人を顕彰!「ネットショップ担当者アワード」
「独自性」「効率化」が鍵となる大網流の事業拡大戦略とは。2023年「ベストチーム賞」 受賞のマーケティング担当者に直撃インタビュー
EC業界で活躍する“人”にフォーカスし、企業や団体などで活躍する個人やチームの功績や取り組みを表彰する「ネットショップ担当者アワード」で、2023年の「ベストチーム賞」には大網の「あみあみ事業部」が輝いた 松原 沙甫[執筆]10/23 7:00 1 1 0
著名ECサイトの「中の人」に会えるアワード
――受賞後の社内での影響について教えてほしい。
マッシュスタイルラボ 今井氏(以下、今井氏):関係部署からは祝福の声をいただいたが、ECと関係性の低い部署からの認知はまだまだだと感じた。マッシュスタイルラボは店舗売上が売上シェアの7割を占めているため、社内でのEC事業の存在感を高めていきたい。
一方で、同じタイミングでアズワンさんなどがアワードを受賞した旨の情報を発信している記事を見て、自分がMVPとして受賞したことを知った社外の方から声をかけてもらう機会が増えた。EC事業に普段携わっていない人たちは、EC関連媒体を見ることが日頃少ないが、受賞に際しては声をかけてもらえた。アワードで受賞したことの知名度はさまざまなところに広がっていると感じた。 大網 小林氏(以下、小林氏):会社そのものや事業単位ではなく、ECに関わる「人」にフォーカスしたアワードということで、一般的なアワードとは趣向が違い、身近なECパーソンとして受け入れられたいう印象。「うれしい」という共感する言葉を社内でもらうことが多かった。社内で受賞を報告し、祝福のコメントを多数いただいた。 ――受賞して良かったと感じたことを教えてほしい。 今井氏:社外の人からの受賞者としての認知や、声をかけてもらえることがうれしい。パーティーや懇親会で「記事を見たよ」と声をかけてもらうこともあった。 一般的にはこのように露出をしなければ外部からの評判は上がりにくい。セミナーなどメディアに露出した人しか基本的に知られることはないので、自分のことを知ってもらえたことはうれしい。アワードの意義に沿った評価をしてもらえたと思うし、EC業務に携わっている人には響いたと感じている。 受賞したことは職種によって評価の目安にしてもらえ、それはうれしいこと。受賞した人が他社から声をかけてもらえることは、転職する・しないにかかわらず、自分のモチベーションに関わってくる。社内で大きく評価されていなくても、他社からの評価があることがわかると、モチベーションアップにつながると思う。そういった点からも良い賞だと思う。 授賞式では、授賞式の前に他の受賞者と話ができたり、他のファッション以外のジャンルについて知ることができて有意義だった。 小林氏:商材のなかでもホビーは特殊なカテゴリーなので、取扱商材が異なるEC業界の人たちと授賞式で知り合い、親交を深めることができたことは新鮮だった。自分にとって良い影響となった。