資産効果がインド経済を底上げ、高値更新の株式市場では「ハイクオリティ」を選別=UTIインターナショナルCEOに聞く
割安な水準にある「ハイクオリティ」企業は、大型・中型・小型など企業規模を問わず存在しているので、それらを丁寧にリサーチしてピックアップしていくことが重要です。
――今後のインド経済、インド株式市場の見通しを教えてください。
2020年から2025年にかけて、インドは年率6%程度の経済成長を遂げてきましたが、これから5年くらいは年率7%程度の成長が期待できる非常に強い経済がやってくると考えています。国民が豊かになり、住宅や株式などの資産を保有し、その資産価値が高まることによって一段と豊かになるという資産効果が明確になってきています。
資産効果は2008年頃から徐々に表れてきていたのですが、2022年頃から不動産と株価の上昇によってより明確になってきました。資産価値が高まることによって、消費が促され、消費主導で高い経済成長を実現するという段階に入っています。この高い経済成長を背景としてインド株式市場も堅調な展開が続くと考えています。
ウエルスアドバイザー