夫が飲み会の帰りに「ラーメン」を食べて帰ってきます。塩分が高く身体に悪くてお金ももったいないのですが、どうすれば止めさせられるでしょうか?
配偶者が飲み会の帰りに毎回ラーメンを食べて帰ってきたら、少し心配になる方もいることでしょう。お酒を飲んだ後、締めにラーメンを食べるのは体に悪く、また金銭的にも負担となるため、できることなら止めてほしいというのが本音かもしれません。そこで今回は、締めにラーメンを食べる場合の体やお財布への負担や、無理なく止めさせる方法を紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
ラーメンは身体に悪い?
大手ラーメンチェーン店のメニューを確認すると、シンプルな「中華そば」1杯あたりの食塩相当量は8.4グラム、カロリーは671キロカロリーです。また、脂質も19.6グラムと高めとなっています。 活動量の少ない成人男性の場合、1日に必要なエネルギー量は2000~2400キロカロリーです。1日3食食べる場合、1食あたりの摂取カロリー目安は約666~800キロカロリー程度となります。 ラーメン1杯あたりのカロリーを671キロカロリーと仮定すると、食事として食べる分には大きな問題はないと言えるでしょう。ただし、3食きっちり食べたうえで、締めとしてラーメンを食べるとカロリーオーバーとなってしまいます。 続いては塩分について見ていきましょう。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、 1日あたりの摂取目標量を食塩相当量として1成人男性で7.5グラム未満、女性で6.5グラム未満としています。ラーメン1杯あたりの食塩相当量を8.4グラムと仮定すると、それだけで1日あたりの摂取目標量をオーバーします。これらの結果から、お酒の締めにラーメンを食べる習慣は身体に悪いと言えるでしょう。
飲み会の締めにラーメンを食べる費用
ラーメンの価格はお店によって異なりますが、飲み会の締めに毎回1杯700円のラーメンを食べると仮定します。飲み会が週に1回(月に4回)開催される場合、1ヶ月間にかかる費用は700円×4週=2800円です。1年間は約52週間あるため、1年間にかかる費用は700円×52週=3万6400円となります。 年間3万6400円の出費を大きいと感じるかは人それぞれ異なりますが、締めのラーメンは身体にも良いとは言えないため、減らせるものなら減らしたいと感じる方もいるでしょう。