【マリーゴールド旗揚げ記念対談vol5】ジュリアvs桜井麻衣~後編~貴婦人の悔し涙、そして「ジュリアと闘いたい」【週刊プロレス】
5・20後楽園で旗揚げする話題の女子プロレス新団体「マリーゴールド」のエース、ジュリアがホスト役となり、所属選手とトークバトルをおこなう特別企画。第5弾のゲスト“超貴婦人”桜井麻衣の後編。スターダム退団、そしてマリーゴールド移籍という道を選んだ桜井に浴びせられた様々な声に思わず流れた悔し涙。変わろうとする桜井の背中を押すジュリアは、ときにロッシー小川代表とも「闘う」必要があると進言。さらに桜井がマリーゴールドでやりたいこととは…。さまざまな話題が飛び出したジュリア×桜井トークバトル後編をお届けします! 【写真】女子プロレスラー12人のリング外でもカッコよくてカワイイ、美しい姿を堪能せよ!
――スターダム退団、マリーゴールド合流に関して2人で話し合ったりしたんですか? それともそれぞれで考えたんですか? ジュリア「どうする?みたいな相談はなかったね、ウチらは」 桜井「なかったですね」 ジュリア「あるとき、今後のことで話したいことがあるって桜井に言って。私は小川さんのほうに行こうと思ってるって伝えたら、桜井も『ジュリアさん、私も(新団体に)行くことにしました!』ってもう決めてて」 桜井「どうします?みたいな話はしませんでしたね」 ジュリア「みんな自分の人生だから。相談されても『自分の判断を信じるしかないよ』としか言えないね」 桜井「でも当時、ジュリアがアメリカに行くみたいな話がめっちゃ出てたじゃないですか」 ――ありましたね! 桜井「あの時、え、そうなの!?って私は思って。一緒にいられる時間っていつかは終わるじゃないですか。ついにその時がきたのかなって」 ジュリア「いや、私はおばあちゃんになってもいっちょにいれると…」 ――いっちょに…! ジュリア「すいません、わざとじゃないです(苦笑)。コホン、一緒にいれると思ってるから」 桜井「いっちょ、かわいい(笑)」 ジュリア「うるせーなぁ(笑)。●すぞ…!」 桜井「ふふふ。アメリカに行くんだって聞いて、ちょっと悲しかったんですけど、マリーゴールドに行くってことを聞いて、もう少し一緒にやれるんだって知ってすごくうれしかったんです。ただ、その反面思うことがあって」 ――なんでしょうか? 桜井「わたくし、1年前ぐらいから貴婦人っていう本当の自分をカミングアウトしておりまして」 ジュリア「カミングアウト(笑)」 桜井「ずっと庶民のふりをしてたんですけど、カミングアウトして。なぜカミングアウトしたかと言うと、私のなかで“ジュリアの弟子感”を消したかったんです」 ――ジュリアの弟子感? 桜井「桜井はジュリアの弟子っていうお客さんのイメージを消したくて。それで貴婦人というものを表に出して、ずっとやってきて、それがようやく浸透し始めた。それに比例してジュリアの弟子感も薄れてきたかなと思ってたんですけど、スターダムを辞めてマリーゴールドに行くと決めた時、『結局、桜井はジュリアについて行くんだな』『ジュリアがいないと何もできない』みたいな意見がすごく多くて。まだ自分はそういうふうに見られてるんだなっていう悔しさが…(涙)。自分がやってきたことがまだまだ浸透していないっていうのがすごい悔しくて…(涙)」 ジュリア「……」 桜井「だからマリーゴールドでは一緒に組むというより、弟子とみられるのはもうイヤなので。闘っていきたいなって思ってます」 ――悔し涙を流すぐらいの思い、かなえたいですよね? 桜井「かなえたいですね」 ジュリア「私もやりたい。でも、桜井はそういうの言われやすいよね」 桜井「アンチが多いので」 ――アンチが多い…!(笑) ジュリア「アンチなのかなんなのか。ああだこうだ言う人は吐いて捨てるほどいるけどさ、桜井はとっくに自立してるから。名前も顔も出さずに人をけなしたり、不快な事を平気で書くヤツが出て来るのは仕方ないよ。それが令和って時代だから。顔と名前出してる私たちにできるのは、頑張り抜く事だけよ。桜井はさ、今まさに必死で頑張ってる最中じゃん。ホント強いなって思うよ」 ――芯がありますよね。 ジュリア「ああ、自分を貫いてる」 ――ただ、ジュリアの弟子みたいな見方を変えるために行動に出たいところですよね! 桜井「闘いたい、ジュリアと」 ――過去におふたりのシングルは…? ジュリア「2回かな」 ――桜井さんがコズエンにいた2021年9・4高田馬場と…。 桜井「シンデレラトーナメントです(2023年3・26横浜)」 ジュリア「私、負けてるから。オーバー・ザ・トップロープで。いままでは同じユニットだったし、師匠と弟子?みたいな関係だったかもしれないけど、もう違う。マリーゴールドでは、1人のレスラーとして桜井と闘いたいって私も思う」 ――ジュリア対桜井、見たいですね! 桜井「ジュリアさんと闘いたいっていうのは早めに公言しておきたいです。小川さんがちゃんとカードを組んでくれるように。時間がなくて(実現)できなかったとかなったらイヤなので旗揚げ前から公言して、記事を読んでくれることを期待して」 ジュリア「私も桜井みたいに戦いたいって言ってくれる人が一人でもいる以上、がんばらなきゃ、崩れたら絶対ダメだって思えた。かっこ悪い背中は見せられないなって。私もすごく(桜井とのシングルを)やりたいから。会場だってどこでも構わない。絶対やりたい」 ――ジュリア戦以外だと、やりたいこと、闘いたい相手などありますか? 桜井「外部なんですけど、一緒に組んでみたい選手がいて。尾崎魔弓さん」 ――意外な名前…! 叶う叶わないは別として、なぜ尾崎さんと? 桜井「正危軍がすごい好きだったのと、桜井麻衣の麻を魔にして、黒いコスチューム着て」 ジュリア「私、組んだことあるよ」
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