高齢者らにスマホの操作の仕方どう教える サポーター養成し、相談窓口開設へ
奈良県生駒市は、スマートフォン(スマホ)に慣れていない高齢者らに操作の仕方をボランティアで教える「スマホサポーター」を養成し、来年度中に「スマホ相談窓口」を開設することを決めた。サポーターを募集しており、講座や実習を通して「教えるスキル」を磨き、相談に応じてもらう。スマホ普及に伴い、習熟している人とそうでない人との間で生じる情報格差の解消を目指す。 サポーター希望者は来年1月30日から2月27日まで計4回の講座に参加。高齢者らに操作を教えた経験がある民間会社の講師から、メールの送受信やアプリケーションの使い方などをどう教えるか指導を受ける。受講後の3月には実際に市民に操作の仕方を教える体験実習に取り組んでもらう。 スマホ相談窓口は来年度中に月1回程度開設し、サポーターが報酬なしのボランティアで相談に応じる。開設時期や場所は未定。 市デジタルイノベーション推進課の担当者は「教え方を学ぶことでさらにスマホについて理解を深め、困っている人のサポートをしやすくなる」と話している。 サポーターは市内に在住か通勤・通学している18歳以上が対象で、全回参加が条件。募集人数は10人程度で多ければ抽選。1月9日までに市ホームページから申し込む。参加費無料。問い合わせは同課(市役所代表0743・74・1111、内線4310)。