「何をやっても痩せない…更年期ダイエット」あきらめる前に試してほしい解決策
痩せやすい体に変える方法
ここからは、痩せやすい体に変える3つのポイントをご紹介します。 1.運動を継続する 運動は一時的ではなく、継続的に行うことで、脂肪を燃焼しエネルギーを消費しやすい体になります。 まずは軽いストレッチを行い、ウォーキングやジョギング、水泳などを行いましょう。脂肪代謝の促進だけでなく、体力維持にもつながり、生活習慣病の予防にもなります。 いきなり激しい運動を始めるのではなく、無理のない範囲で徐々に行うことが重要です。慣れてきたら週3~4回程度、一週間の運動量の合計が140~160分くらいが理想です(※1)。 2.食事を見直す 食事は糖分や油分を控えめにし、主食、主菜、副菜を3:2:1の割合で、バランスを意識して摂取しましょう(※2)。 また、食事時間と内容も重要です。朝食、昼食はしっかりとエネルギー源を摂り、夕食は控えめにして、エネルギー消費や胃腸の消化負担を考えながら食べましょう。 更年期世代におすすめのメニューは和食です。主食のご飯、汁物の味噌汁、主菜に魚、副菜におひたしという伝統的な日本食は、カロリー控えめで栄養バランスもとれています。 デザートには旬のフルーツ、飲み物は乳製品を摂るとさらにバランスがよくなります。 3.漢方薬を飲む 運動や食事に気を遣ってもなかなか痩せにくいという場合は、漢方薬を試すのもおすすめです。 漢方薬は、「水太り」「脂肪太り」「ストレス太り」などの症状に効果が認められていて、病院のダイエット外来でも処方されています。 漢方薬は自然にある植物や鉱物などの「生薬」を組み合わせて作られているため、 一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。 また漢方薬が目指すのは苦痛を和らげるための対症療法ではなく、根本的な解決です。体質の改善に働きかけることのできる漢方薬は、「同じ症状を繰り返したくない」という思いに応えてくれます。 「バランスのとれた食事や運動などを毎日続けるのは苦手」という方も、症状や体質に合った漢方薬を毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。 漢方薬で痩せやすい体質をめざす場合、「代謝を上げて、運動の効率をよくする」「水分の循環をよくして、水太りを改善する」「余分な脂肪を便と一緒に排出する」「自律神経を整えてストレス過食を防ぐ」といった作用を持つ漢方薬を選びましょう。 ◆ダイエットにおすすめの漢方薬 ・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):体の余分な熱をとり除いて脂肪燃焼を促し、血流や水分の巡りを改善して、肥満や便秘に効果を発揮します。 ・大柴胡湯(だいさいことう):自律神経を整えてイライラなどによるストレス過食を防ぎ、肥満を改善します。 ただし、漢方薬を選ぶ際にはご自身の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないだけでなく、副作用が起こることがあります。 購入時には、できる限り漢方に精通した医師や薬剤師にご相談ください。 「お手頃価格で不調を改善したい」という方には、医薬品の漢方薬がおすすめ。スマホで気軽に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスも登場しています。 AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」サービスでは、漢方のプロが体質に合った漢方を見極めてくれます。お手頃価格で自宅まで郵送してくれるため、手軽で便利です。