大阪府・吉村知事が定例会見4月22日(全文3)休業要請応じない施設は今週末公表
融資精度も利用してほしい
経済対策としてやはり、今回3000億円規模の予算を積んで、枠として1兆円の、これまでの融資と合わせて1兆円の融資枠も確保しましたし、ぜひそれもご利用いただきたいというのと、それ以外の給付金、国からの持続化給付金等もありますので、そういったことも活用しながら、厳しい状況ですけどなんとかお願いをしたいと思います。 それから今、僕自身が政治的にも力を入れてやっているのが、いわゆる固定費、家賃、テナント料についてです。ここは法案をぜひ作ってもらいたいというのをずいぶん前から申し上げて、野党も動き始めていますし、自民党の岸田政調会長、与党の政調会長ですから非常に力のある方ですけども、政調会長もこれについてやはり必要があるということで動き始めていますので、なんとかここは僕も政治的に後ろからごり押しして、これを成立させたいと。そうするとこのテナント賃料、固定費もなんとかフォローができるようになれば、それ以外の人件費等々、さまざまな制度がありますから、それを使って中小企業の支援というのをしていきたいと思います。
危険手当を出そうと判断した背景の思いは?
毎日新聞:もう1点だけ、すいません。危険手当の質問なんですけれども、きのうの囲みでも民間であったりだとか、府立でない公立の病院の医療従事者に対してこうして手当を出すというのは異例だと思うということをおっしゃいましたけども、そういう異例な判断をしてでも民間だとか公立の病院のスタッフさんにもこうして府として手当を出されるという判断をされた、あらためてその辺の背景となった思いみたいなのをお聞かせください。 吉村:やはり自分の危険を引き換えに命を守るということを最前線でやっている医療従事者の皆さんに対する敬意です。考えてみてもらったら分かると思うんですが、これは未知のウイルスでありまして、ワクチンもありません。これ、いろんな専門家がテレビに出ていろいろ言っていますけど、実際これの専門家は誰もいないんです。未知のウイルスですから。そんな状態の中で、まさに医療現場の人たちは誰かにとって大切な命を守るために自分を危険にさらしながら最前線でやってくれているわけですから、そこを全面的に支援するというのは、僕は当然のことだと思っています。 だからこそ、異例なことをやってくれている皆さんに異例な措置を取っていこうということです。それぞれの雇用主からいろんな、危険手当とかも、それはすでに出てると思いますが、それとは別に大阪府は雇用主でないとしても1日3000円の、いわゆる特別応援手当、危険手当のようなものの支給を、お渡しをしていきます。併せて民間の皆さんも、よし、そういう人たちを応援してやろうと思う方が、ご寄付いただければ、それを皆さんに届けていこうと思っています。 現にそれを発表したら、まだできてないのに発表した段階で、安藤忠雄先生も含めていろんな企業、個人の皆さんからやろうじゃないかというので、寄付の申し出を、この非常に経済が厳しい時期にいただいているというのは、やっぱりみんなから見ても医療従事者、最前線で戦う医療従事者を支えていくべきだという思いが、その輪を広げていきたい、そういうことです。 司会:では次のご質問をお願いします。