大阪府・吉村知事が定例会見4月22日(全文3)休業要請応じない施設は今週末公表
施設名公表の実効性は?
産経新聞:すいません、施設名公表の関係で賛否あるようなんですけれども、行う狙いと、あとは実効性について、どのように見られているかお願いします。 吉村:まずやはり感染拡大防止ということでやっていこうということです。そもそも休業要請をお願いしているのも、根拠なくやっているわけではなくて、やはり専門的な知見も踏まえた上で、急激に感染が爆発拡大すると命が奪われるというのがこのウイルスですから、それで休業要請をしています。もちろんこれは要請にとどまりますが、それはぜひということでお願いしているというのが現状です。ですので協力金の制度なんかを設けているということです。 ですので、その状況の中で応じていただけないところも、じゃあ応じていただけないからもういいですというのではなくて、やはりここは丁寧にさらにお願いをしていくというのが当然だろうと思っていますし、法律もそういう手続きになっています。ですので感染拡大防止の観点から法律にのっとって、どうしても応じていただけないところについては45条2項の手続きに入っていくと、そしてその必要性があるところについて、先ほど申し上げた大型の施設のようなところについて、そういったことをするということになるだろうというふうに思います。 ただここでもあくまで強制処分ではないので、こちらで強制的に閉めるという権限はありません。それに応じてもらえないときは、次は指示と、これは行政処分になりますけども指示という手続きがありますので、指示をするかどうかの判断をするということになってくるかと思います。じゃあ仮に指示をしたら、指示も公表ですけどね、指示をしたら強制できるのかといえば、それは強制はできません。例えば許認可の取り消しができるのかというと、その取り消しもできません。ですので、最後はもうこんなん行政に何を言われようが、俺はやり続けるんだと言われたときは法的な強制手段はないと。でもだからといってやらないということにはならないということだと思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月22日 全文4に続く