【独自】二階俊博「息子の不倫スキャンダル」は、あの男が仕掛けたのか?
なぜか2ヵ月後に出た「証拠写真」
「ここまで仕掛けてくるとは、もう我慢ならない」 こう話すのは、自民党幹事長在任最長記録を持つ、二階俊博元幹事長の側近だったA氏である。手にしているのは「週刊ポスト」2024年12月27日号に掲載された《二階俊博の三男伸康が10歳年下美女と隠密不倫旅行》と題するスキャンダル記事だ。 【肉声入手】陥落した「二階俊博」が、選挙戦最終日「最大の失敗」となった問題発言 10月の衆議院選挙で二階氏の三男・伸康氏は「後継」として和歌山2区から出馬したものの、自民党裏金事件で失脚していた世耕弘成氏が参院からくら替えし「保守分裂」で激突。伸康氏は世耕氏に完敗し、比例復活も果たせなかった。それから2ヵ月、今回の「ポスト」の記事が掲載されたのだ。 記事は、今年8月に伸康氏が銀座のバーのオーナーだという女性の故郷・広島県を訪れ、二人でホテルに入った写真を示している。衆院選の際に石破茂首相が和歌山2区へ応援に入った場にも女性が駆けつけ、伸康氏が和歌山市内に所有する高級タワーマンションに宿泊したこともおさえている。妻子がいる伸康氏も、「離婚調停中」「不倫」であること認めざるを得ない致命的な記事だった。 石破政権には迷走を重ねている。来年7月の参議院選挙に解散総選挙をぶつけるといった情報が、永田町では連日流れている。和歌山の自民党は、無所属となった世耕氏の衆院転出により、参議院の和歌山選挙区と衆議院の和歌山2区の2つが「空席」の状態となった。和歌山県連幹部はこう語る。 「来年夏に参議院選挙は必ずあります。伸康氏に参議院に出ろと期待する意見もある」 しかし和歌山県連に対して伸康氏は、 「和歌山2区からもう一度、やらせてほしい。ここで参議院にいったら、負けを認めたことになる」 と世耕氏への対抗意識をむき出しにして、次期解散総選挙でも和歌山2区から出馬したい意向を示したという。 参院和歌山選挙区においては、自民党だけではなく立憲民主党、維新などの野党も、まだ候補を決めていない。伸康氏が早めに出馬表明し、態勢を整えれば当選は固いとみられている。しかし、伸康氏は参議院ではなく衆議院にこだわった。