30代の専業主婦です。生活費のことばかり考えて、自分のためにお金を使えていません……。主婦で自分のためのお小遣いはどのくらいが妥当でしょうか?
専業主婦で自分自身の収入がない人の中には、引け目を感じてなかなか自分のためにお金を使えない人もいるのではないでしょうか。また、家計に余裕がなく、自分のお小遣いにまでお金が回らないというケースもあるでしょう。 そこで本記事では、専業主婦のお小遣いの平均額や妥当なお小遣い額の決め方のポイント、お小遣いに回せるお金を増やす方法をまとめました。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
家族構成で異なる専業主婦のお小遣いの平均額
株式会社イードが2021年5月に実施した夫婦のお小遣いに関するアンケート調査の結果によると、妻のお小遣い金額の平均は1万9697円です。ただし、子どもの有無や共働きか専業主婦かなど、家族構成によって平均金額には差が見られます。家族構成別の妻のお小遣い金額の平均額は図表1のとおりです。 【図表1】
※株式会社イード 夫婦のお小遣いに関するアンケート調査の結果をもとに筆者作成 子どもの有無に注目すると、子どもがいる家庭のほうが妻のお小遣い金額の平均は低い傾向があります。収入が子どもの養育費や教育費などに充てられる結果、妻が自由に使える金額がおさえられていることがうかがえます。また、共働きで妻自身にも収入がある家庭のほうが、妻のお小遣い金額は高い傾向です。 ただし、上記はひとつの調査結果でしかなく、各家庭の家計の収支の状況や貯金などの資金計画の方針などによって、妻のお小遣いとして妥当な金額の範囲は異なります。自分の家庭でお小遣いを決めるときは、夫婦でよく話し合って、お互いが納得できるように金額を調整しましょう。
専業主婦のお小遣いの出どころは?
自身に収入がない専業主婦は、どのようにしてお小遣いを捻出しているのでしょうか。 株式会社ビズヒッツが実施した妻のお小遣いに関するアンケート調査では、約6割が夫の給料からお小遣いを捻出していると回答しています。また、約3割が家計の余りからお小遣いを捻出していると回答しており、生活費を優先しつつ、家計をやりくりして自分が使えるお金を確保している人が多いことがわかります。 アンケートの結果を図表2にまとめました。 【図表2】