「JPドラゴン」幹部ら3人強制送還・逮捕 ルフィGと“接点” …「面倒は見る」 その実態は
日テレNEWS NNN
フィリピンを拠点とする日本人らの犯罪グループ、「JPドラゴン」の幹部ら3人が強制送還され、逮捕されました。「ルフィグループ」ともつながりがあるとみられる「JPドラゴン」とは、一体どんな組織なのでしょうか。 ◇ 19日、成田空港に姿を見せたのは… 記者 「午後3時10分です。男が移送されてきました」
フィリピンから強制送還された、小山智広容疑者ら3人です。なかでも事件のカギを握るのが… 記者 「『JPドラゴン』幹部の小山容疑者とみられる男が移送されてきました。フードをかぶっていてマスクをしています。表情は見えません」 捜査関係者によると、小山容疑者は、フィリピンを拠点にする日本人による犯罪集団「JPドラゴン」という組織の“ナンバー3”だということです。小山容疑者の左手には、タトゥーなのか、「JPドラゴン」という文字が見てとれます。 小山容疑者は2019年、仲間と共謀し警察官などになりすまし、都内の女性に電話。「キャッシュカードが不正使用されている」とウソを言ってカードを盗み、現金を引き出した疑いが持たれています。 ◇ 19日朝、3人の姿は、フィリピン・マニラの空港に。フードとサングラス・マスク姿で表情はうかがえませんが、終始うつむきがちでした。 今年2月、入管施設で指紋を採取される小山容疑者を捉えた映像。フィリピンで起きた詐欺事件に関わった疑いで現地当局に拘束され、その後、入管施設に身柄を移されていました。拘束の際には、複数の銃や麻薬のようなものを所持していたということです。
「JPドラゴン」の名が知られるようになったきっかけは、ある“別の犯罪グループ”の存在です。2022年から全国で相次いだ強盗事件の「ルフィグループ」。小山容疑者は、その指示役の今村磨人被告とつながりがあるとみられています。 捜査関係者によると、小山容疑者は、日本に強制送還された今村被告に接触していたといいます。