「JPドラゴン」幹部ら3人強制送還・逮捕 ルフィGと“接点” …「面倒は見る」 その実態は
去年、原宿警察署に勾留されていた今村被告。「接見禁止」中でしたが、弁護士を通じてフィリピンにいるJPドラゴンの幹部とビデオ通話。その相手こそが、小山容疑者でした。 小山容疑者は「面倒は見るから事件について話すな」などと、今村被告に対して、事件について口止めをしたとみられています。 ◇ 焦点は、ルフィグループとJPドラゴンに、どのようなつながりがあるのか──。 捜査関係者を取材すると… 捜査関係者 「ルフィグループが残した詐欺のかけ子のチームを、JP(ドラゴン)が引きとるなどして、今村らが帰国した後も(JPドラゴンが)特殊詐欺をやっているという話もある」
そもそも「JPドラゴン」とはどんなグループなのでしょうか。 捜査幹部によると「JPドラゴン」は、フィリピンを拠点とする日本人らの犯罪グループで、元暴力団組員などから構成されているといいます。メンバーがどのくらいいるのか、規模はわかっていませんが、小山容疑者はそのナンバー3の幹部でした。 「JPドラゴン」もまた、日本人を対象とした特殊詐欺事件に関わったとされ、フィリピンから匿名性の高いSNSを通じて、犯行を指示していたとみられています。
今年6月にはメンバーを名乗る男がフィリピンから強制送還され、その後、複数回逮捕されました。男は特殊詐欺で集めた金をフィリピンに運ぶ“運搬役”とみられ、あわせて2億8900万円を持ち出し。グループの資金源になっていたとみられています。 警視庁は、小山容疑者ら3人の認否を明らかにしていませんが、「JPドラゴン」の全容解明や「ルフィグループ」との関わりについても、捜査する方針です。 (11月19日放送『news zero』より)