小池都知事が定例会見5月7日(全文2完)都内のECMOは全て60代以下に使用
五輪開催に不安を抱く人に掛けたい言葉は
時事通信:すいません、時事通信の斉藤です。先ほどの五輪についての質問の関連なんですけれども、五輪中止を訴えるネット署名が開始2日間で20万件以上を集めているということが話題になっています。知事は先ほど、安心・安全な大会を開催すべく努力していくというようなことをおっしゃいましたけれども、大会そのものではなくて、大会時、それから大会前後に、医療だとかコロナの状況が悪化しているんじゃないかという不安を覚える人は大勢おります。それから世論調査、各種世論調査でも、五輪の延期や中止を求める声もかなりの割合を占めています。そういった不安に思っている人に対して、知事はどういう言葉を掛けますでしょうか。お願いします。 小池:残念ながらワクチンの確保ということが、これから接種につながるような流れになっております。やはりゲームチェンジャーであるこのワクチンの確保っていうのは非常に重要なことだとあらためて、各国の例を見ておりましても、つくづく感じるところではございます。ただ一方で、現時点でまだ十分では、行き届いてないわけでありまして、そこを早急に進めるというのも1つであります。そして何よりも今この感染者数が、またこの間の数字、そして来週の数字を確認しながら、さらに対策など、医療提供体制の確保の必要性、重症者がじわじわ増えておりますので、特にそういったところの確保することによって、安心を確保していきたいと、こう考えております。何よりも感染しない、させないっていうのは、皆さんと共に進めていきたいというふうに思っております。皆さんに安心していただけるような体制づくりというのが何よりも重要かというふうに考えております。じゃあラストで。
宣言期間はやはり短過ぎたと評価するのか
東京新聞:東京新聞の岡本です。先ほども知事は、現在、継続中の宣言について、その効果の結果を見るためにも、当初、3週間ぐらいがいいのではないかというような考えだったというようなことをお話しになってました。実際、現在出てる感染者数っていうのはゴールデンウィーク中の影響があって、なかなかどの程度効果が出ているのか分からないという状況にある中で、そういう中で都民とか事業者の方に引き続きの延長という形でお願いをするという形になります。そういうことを踏まえると、当初、11日までとした日程はやはり短過ぎたというふうに評価されてますでしょうか。 小池:いろんなお考えがあってのことだと思いますけれども、しかしながら現実に確認をするという、その必要性は皆さんも感じておられるし、また、そのことによって、今後、対策を講じるに当たりましても、感染者の数などを確認するっていうことは対策を講じる上でも重要な数字になってくるかというふうに思います。 この間、増えてきているのが、これもゴールデンウィークならではの部分、つまり医療機関が閉じていたり、かかりつけ医などもそうですけど、そういうところから発熱相談が集中してきていて、3000近い数字になったのも事実であります。そういったことを考えますと、まだまだ予断は許されない状況であるという認識も、そういった数字、少し、そういう特殊な事情があるっていうことも勘案しながらも、この発熱相談件数が増えてるっていうことは1つの配慮点かというふうに思います。 それともう1つ、先ほどもありましたけれども、若い方が重症化しやすいという話も、きのうもモニタリング会議でありましたが、ECMOという、もう本当にある意味、強力な手段ですよね。それが7台、今都内では使われていて、そのうちの7台、つまり全てが60代以下に使われているという話はまさに今の傾向というのを表しているのではないか。変異株に変わっているということも勘案しますと、そういったことを如実に示しているのが、そのECMOの数字でもあるかと思います。だからこそ若い方々も注意していただきたいということも何度も申し上げているところです。 司会:本日の記者会見は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。本日の記者会見、終了いたしました。繰り返し申し上げます。本日の記者会見、終了しております。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見5月7日