小池都知事が定例会見5月7日(全文1)コロナに慣れない、甘く見ない
東京都の小池百合子知事は7日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【＊＊＊＊ 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事「緊急事態宣言は31日までの延長」（2021年5月7日）」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事「緊急事態宣言は31日までの延長」（2021年5月7日） ◇ ◇
5月31日まで継続を国に要望
小池：久しぶりのような気がしますね。さあ、それではよろしくお願いをいたします。 NHK：これから小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭、知事よりお願いします。 小池：今日は私のほうから3点お伝えをさせていただきます。まず冒頭、新型コロナ関係であります。ステイホームということで、このゴールデンウィーク、今もそのはざまでございますけれども、都民の皆さま、事業者の皆さま、徹底したステイホーム、そして休業要請などにご尽力を賜っております。本当にありがとうございます 連休中の休診による検査数の減少などの影響がございますけれども、それを勘案しましても新規陽性者数、また、重症者の数というのは引き続き高い水準にあるかと思います。このため、きのう、埼玉、千葉、神奈川と、3県の知事の皆さんとテレビ会議で意見交換を行ったのは皆さん報じられたとおりであります。現行の措置を5月31日まで継続ということで国に要望をいたしました。現在、国において手続きが、これ、なんかハウリングしてませんかね。手続きが進められておりまして、このあとの国の決定を受けまして、都としての今後の対策など、今日の夜にあらためてお示しをいたします。よって、この記者会見におきましては、その部分はこのあとということになりますので、ご承知おきください。
変異株の割合が7割近くまで上昇
そしてきのうのモニタリング会議で都の感染状況、医療提供体制について報告がございまして、それによって、共に最高レベルの赤ということで分析をしていただきました。コメントをいただいております。従来株に比べると感染力が1.3から1.9倍強いN501Y変異株でありますけれども、これが、これまでの従来の株から急速に置き換わっているという報告がありました。都内の発生割合が、きのうの報告でももう7割近くまで上昇していること、それに加えましてインドで増加しているL452R変異、こちらの株も都内で5例報告されているところであります。 新規陽性者数、高い水準で推移をしまして、4月の上旬から、特に行動が活発な、一般的に行動が活発な20代、30代の若い方々が半数近くを占めているというのが特徴であります。重症者数の増加、こちらは第3波と比較しますと20代から50代の割合が2倍以上に増加して、感染する人も若い方が多いのと、これまでは若い方から高齢者へというのが、重症者が、若者がそのまま、若い世代がそのまま重症するという点で、やはりこの変異株については、これまでの対策に加えておかなければ、若者でも重症化することを防げないのではないかという懸念が指摘をされているところであります。 新型コロナに感染した人の中に、これまでも、私のデーリーレポートなどでも、芸能人の方で実際にこのコロナに自分はかからないと思っていたのにかかりました、皆さん異口同音にそうおっしゃるんですが、さらにその中で、治療したあとなのに後遺症に悩むという人が結構いらっしゃるということであります。 そしてその後遺症の相談窓口ですけれども、都立の病院、そして公社病院で3月30日から、合わせまして8つの病院でコロナ後遺症相談窓口を設置してまいりました。その内容なんですけれども、4月30日の時点で、合計で216件相談が寄せられております。ご覧いただいておりますように、嗅覚の異常、それから味が分からないという味覚の異常、それから倦怠感を訴える方が多くなっているということが、この数字でもお分かりいただけます。 また、年代を問わず相談がありますけれども、30代以下の若い方からの相談というのが3分の1を占めていると。後遺症に悩む若い方も多いということです。それからさらに、陽性が判明してから3カ月以上経過した方の相談が4割程度、こちらですね、占めているということで、後遺症が結構長引いているということを物語っております。
