「年金月35万円・貯金6,000万円」の60代夫婦、海外旅行に韓国ドラマ…趣味三昧の老後が終焉。きっかけは「ひとり娘のまさかのひと言」
定年、そして現役を完全に引退した後の生活を思い浮かべたとき、仕事ひと筋のサラリーマンだと、「何をして過ごしたら……」と困ってしまうかも。いまどきのシニアは、旅行にドラマ鑑賞にと、色々な楽しみを見つけているようです。そんな充実した老後も、ある日、突然終わりを告げることもあるようです。 【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
定年を迎えて現役を引退した後の生活…いまどきのシニアの楽しみは?
60歳定年が主流の現在、「60歳で仕事を辞められるのは勝ち組だけ」「65、いや70まで働かないと」という人も多いでしょうが、いずれにせよ、いつかは誰もが現役引退の日が訪れます。 ――今まで仕事一筋だったから、定年後の生活をイメージできない そんな人も多いようです。では昨今のシニアは、何を楽しみにしているのでしょうか。ソニー生命が行った『シニアの生活意識調査2023』によると、シニアの楽しみで最も多いのが「旅行」で39.9%。「テレビ/ドラマ」38.4%、「グルメ」27.1%、「映画」25.6%、「読書」23.3%と続きます。 男女別にみていくと、男性で最も多いのは「旅行」で39.0%。「テレビ/ドラマ」「スポーツ」「映画」「グルメ」と続きます。一方、女性で最も多いのは「テレビ/ドラマ」で45.0%。「旅行」「グルメ」「映画」「子ども/孫」と続きます。 時間の制約があった現役時代は難しかった「旅行」。定年を迎えたら……という人が多いようです。旅行に際し、「いくら」使っているのでしょうか。「旅行に対する1ヵ月の出費」については、全体平均が2.9万円。1年で34.8万円、夫婦2人で70万円ほど。1年に何回か国内旅行、または1年に1回、海外旅行……そんなところでしょうか。 60歳で定年を迎えたのち、再雇用制度で65歳まで働いたという男性。もし60歳で現役を引退していたら、65歳からもらえる年金は厚生年金が10.7万円。国民年金と合わせると月17.5万円ほどでした。定年から5年間、延長して働いたことで厚生年金は月12.2万円と、月1.5万円ほどアップさせることができました。共働きで二人三脚で頑張ってきた妻も65歳まで働き、厚生年金は月11.3万円。国民年金と合わせて月16.2万円ほどになります。 夫婦合わせて月35万円。年金だけでも十分に暮らしていける金額です。さらにコツコツと貯めた預貯金と、夫婦の退職金を合わせると6,000万円ほどになるとか。将来に不安なことは何もひとつありません。
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