【プレビュー】王者は決するも選手権は大混戦!12月のカタール決戦を制するのは? 今季最後のスプリントも…第23戦カタールGP|F1
F1第23戦カタールGP 概要
今季も残すところあと2戦。今シーズンF1が見られるのも次戦カタールGPと、最終戦アブダビGPだけとなった。 【動画】『マックスフェルスタッペン‼ ワールドチャンピオン』フェルスタッペンがノリスの前でチェッカーを受けドライバーズ4連覇達成…スフィアにもお祝いの映像が流れる 前戦のラスベガスGPはメルセデスの1-2フィニッシュという結果で幕を閉じたが、ドライバーズランキング首位のマックス・フェルスタッペン(403ポイント)が2位ランド・ノリス(340ポイント)の結果を上回り、2レースを残して両者は63ポイントまで差が開いたため、フェルスタッペン4度目のワールドチャンピオンが確定した。 しかし、2位以下の争いはまだまだ激しい。4位オスカー・ピアストリ(268ポイント)と5位カルロス・サインツ(259ポイント)の差は9ポイント。ラスベガスで印象的な走りを見せたメルセデス勢は、チームメイト同士6位(ジョージ・ラッセル/217ポイント)・7位(ルイス・ハミルトン/208ポイント)と9ポイント差で並んでいる。 コンストラクターズランキングでは、ラスベガスでP3&P4位結果を残した総合2位フェラーリ(584ポイント)が、首位マクラーレン(608ポイント)に24ポイント差に迫っていることもあり、最終盤での逆転劇は起こるのか注目が集まる。 一方ラスベガスGPで予選7位、決勝9位入賞と結果を残した角田裕毅(30ポイント)は、現在ドライバーズランキング11位。10位のニコ・ヒュルケンベルグ(35ポイント)までは5ポイントだが、14位(エステバン・オコン/23ポイント)までが7ポイント差に迫っているため、こちらも混戦模様だ。 次戦カタールGPは今年最後のスプリントウィークエンド。獲得できる最大ポイントも増えるため、重要なグランプリとなる。シーズン残り2戦、まだまだF1から目が離せない。
カタールGPの成り立ち
2021年にF1初開催となったカタールGPのトラック、ロサイル・インターナショナル・サーキットは、カタールの首都ドーハから約30km北に位置する2004年に建設された比較的新しいサーキットだ。Moto GPなど2輪のレースではおなじみのサーキットだが、F1開催に必要な「グレード1」を保有しており「カタールGP」の舞台に2021年初めて選ばれた。 コースは照明設備を完備しており、2008年にはMoto GP史上初のナイトレースが開催された。今年のカタールGPでも、決勝は現地時間17時のスタートが予定されているため、トワイライトから夜空に移り変わるなか、照明に煌々と照らされるコースで、激しいバトルが繰り広げられることだろう。 なお、2021年、2023年と過去に2度開催され、今回が3度目のF1開催となる。カタールでのF1レースは2033年までの長期契約を結んでおり、今後も同トラックでは多くの名勝負を生むことになりそうだ。 ************ 【レース情報】 F1 第23戦:カタールGP※日本時間 11月29日(金)22:30~フリー走行 11月30日(土)2:30~スプリント予選 11月30日(土)23:00~スプリントレース 12月1日(日)3:00~予選 12月2日(月)1:00~決勝 ************
【関連記事】
- ●フェルスタッペンが4連覇を達成!ラスベガスGP決勝はラッセルがポールトゥフィニッシュ&メルセデス1-2…角田裕毅はペレスの猛追しのぎ9位入賞|F1
- ●「ずっとライバルと戦いながら良いペースを示した」VCARB代表がラスベガスGP9位の角田裕毅を称賛…残り2戦での総合6位浮上に望み|F1
- ●角田裕毅「力強いペースを示すことができた」ラスベガスGP9位を喜ぶも、ハースと点差が開いたことは「残念」…終盤2戦に照準|F1
- ●ガスリー「ユウキとカラオケに行ったんだ。楽しい夜だったよ」ミラノの近所に引っ越した角田裕毅を大歓迎…今回もAdeleの名曲を熱唱|F1
- ●2024 F1日程・カレンダー・スケジュール|F1