【プレビュー】王者は決するも選手権は大混戦!12月のカタール決戦を制するのは? 今季最後のスプリントも…第23戦カタールGP|F1
17周になり、タイヤ未交換がこぞってピットへと入ってくる。これで一通り全車ピットインを終えた状態で、トップはフェルスタッペン。8秒後方に2番手ピアストリ、3番手ボッタス、4番手フェルナンド・アロンソ、5番手ストロール、6番手ノリス、7番手ルクレール、8番手オコン、9番手ガスリーという順番になっている。 角田は第2スティントのミディアムで13周走行し、23周目にピットへと入ってハードの第3スティントへ移行した。タイヤの使用周回数がバラバラながら、角田は事実上アレクサンダー・アルボンとのアンダーカット合戦を行う形に。 トップのフェルスタッペンは35周目に2度目のピットインを行い、ハードへとスイッチ。後方ピアストリとの差は約6秒で、コントロールしながらトップでの周回を続けた。 40/57周目からはピットストップに入るマシンが増えていく。ここから先に新品のタイヤに履き替えたドライバーは、あとは最後まで走り切る流れとなった。 ローガン・サージェントは41周目、体調不良を訴えてピットに入り、そこでレースを終えている。これでレースは17台となった。完走を断念したサージェントの体調不良なども含め、各ドライバーは脱水症状によるレースでの消耗が顕著に。走行中にはヘルメットのバイザーを開けたり、ストレート区間では両手をステアリングの上で走行風に当てて冷やす場面も見られた。 そしてターン5やターン12でトラックリミット違反を取られるケースが多発。ペレスやガスリーは複数回の5秒加算が科されている。 フェルスタッペンは52周目に最後のタイヤ交換を行い、ミディアムを装着してトップでトラックへと戻る。4秒後方に2番手ピアストリ、そこから1.7秒差で3番手ノリスという並びになった。 結局フェルスタッペンがそのまま盤石のレースで逃げ切り、終盤にはファステストラップも記録して57周目のフィニッシュチェッカーを受けた。2位には4.8秒差でピアストリ、そこから1.1秒差で3位ノリスとなった。フェルスタッペン&マクラーレン勢のトップ3は、前レースの日本GPと同じ顔ぶれとなっている。 4位は1周目のターン1でコースアウトしたラッセル。その後は抜群のレースペースを示しながらP4まで押し上げてきた。 5位ルクレール、6位アロンソ、7位オコン、8位ボッタス、9位チョウ・グァンユ、10位ペレスまでがポイントを手にした。 角田裕毅はP15。ライバル勢のウィリアムズ、ハースと競った展開の中、レースペースで伸び悩み、15位フィニッシュとなっている。
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