仏料理の名店「トゥールダルジャン 東京」に隠された10の秘密
フランス・パリで400年の歴史を誇るフランス料理「トゥールダルジャン」唯一の支店である「トゥールダルジャン 東京」は今年開業40周年を迎えます。誰もが知っているフランス料理の名店で、本店さながらの技と誇りが受け継がれてきた一方で、まだ知られていない秘密もあるようで……? 美食のネタ帖
フランス料理にあまり明るくない人でもご存知であろう「トゥールダルジャン」。直訳すれば「銀の塔」という意味をもつこのレストランはフランス・パリで1582年に創業。フランス最古のレストランとして400年余という長きに亘って歴史を紡いできました。東京には「ホテルニューオータニ」開業20周年記念事業として1984年に誕生。こちらも、今年開業40周年という記念すべきアニバーサリーイヤーを迎えています。 この40年間、「トゥールダルジャン 東京」では本店「トゥールダルジャン」のエスプリと、料理人やサービススタッフなど店を支える人々の技と誇りが脈々と受け継がれてきました。そのなかには今だから言える秘密や裏話もあるようで……? 知っているようで知らなかった「トゥールダルジャン 東京」の秘密を公開します。
東京・紀尾井町/『トゥールダルジャン 東京』に隠された秘密とは⁉
【01】 パリ⇔東京のフライト中に決まった開業 1964年に創業された「ホテルニューオータニ」の20周年に際し、海外の一流レストランを招聘したい。そう考えたのは創業者大谷米太郎の息子で、当時「ホテルニューオータニ」3代目社長であった大谷米一。数々の名店に打診したものの、なかなか良い返事をもらえずにいたところ、ある日、東京~パリを往復する飛行機の機上で偶然隣り合ったのが、「トゥールダルジャン」2代目オーナーのクロード・テライユ氏だったとか。意気投合したふたりは、このフライト中に「トゥールダルジャン」の日本出店を決めたのだそう。ちなみに「トゥールダルジャン 東京」は、フランス最古のレストランである「トゥールダルジャン」の唯一の支店です。