「適応障害」患者が増加…寒い時期は特に“注意” ポジティブが原因でストレスも…谷原章介も経験「深海に潜っているような」
谷原章介も経験 うれしいことのはずがストレスに…
――季節的な環境の変化だけでなく、仕事の環境変化なども影響が? 精神科専門医 今野 裕之氏: そういったことは多いですね。転職だとか、移動とかそういったこともストレスになります。 MC谷原章介: 僕もこの番組が始まったときに、朝早いのには慣れているんです。ドラマとかで朝4時半起きとか全然あったので。 ただドラマは終わりが見えているから、3カ月後とか、来月に終わるとか、でもこの仕事は終わりが見えていなくて、1週間2週間目に入ったときに「俺、いつまでこの仕事するんだろう…」って、本当に夜中の2時くらいに目が覚めて眠れなくなっちゃって。 「これはいかん!」とドライブして、ちょっと車で流したら落ち着いたんですけど、番組始めたときはなんかもう、“深海の中に潜っているような圧迫感”をすごい受けたんです。それも適応障害の軽い一種みたいなものだったりしますか? 精神科専門医 今野 裕之氏: そうですね、おそらく不安や緊張感が高ぶってしまってそれで起きた症状だと思いますので、これが続くと適応障害になっていた可能性はあると思います。 MC谷原章介: 今はすごくね、倉田さんと毎日楽しくやっているんですけどね(笑) (今は)乗り越えた、みんなのおかげ、ありがとう。 倉田大誠アナウンサー: いやいや…ありがとうございます。 ただ、今、谷原さんがおっしゃったように、新しい番組についたとかって、端から見たら「谷原さんおめでとうございます、頑張ってください」と応援したい気持ちがあるんですよ。本人にとってはそれが果たしてどうなのか?という部分があるのが今回のポイントで、意外なストレスというものがあるんです。 ・意外なことで蓄積されるストレスとは? ストレスはネガティブな出来事だけでなく、「昇進して部下を持った」「結婚・子供が生まれた」「定年退職した」などポジティブな出来事でも、その人の受け取り方次第で大きなストレスになるケースも。