NFLのスター、キャム・ニュートンがスポーツ番組で発言

ドジャース・大谷翔平【写真：ロイター】

　NFLの元スター選手、キャム・ニュートンの発言が物議を醸している。米スポーツトークショー「4th＆1 With Cam Newton」で「野球は……言いたかないが死にかけているスポーツ」と発言。「キャムのことは好きだけど、彼の中でこれは最高レベルに酷い意見だ」と批判が殺到している。 【写真】チームの輪から離れ…1人で涙を拭く大谷翔平 　ニュートンは米スポーツトークショー「4th＆1 With Cam Newton」に出演し「野球は……言いたかないが死にかけているスポーツ」と切り出した。続けて「誰が野球に注目している？　特に、レギュラーシーズン中の野球にね」と大胆な発言をした。 　2023年オフに大谷翔平投手がドジャースと10年7億ドル（約1099億8400万円）でプロスポーツ史上最高額の契約を結び、今オフにはフアン・ソト外野手が15年総額7億65000万ドル（約1201億9700万円）でその記録を塗り替えた。ドジャース対ヤンキースのワールドシリーズでは米国でも大きな盛り上がりを見せていたが、「ここでホット・テイク（物議を醸すような、論争の的となる意見や見解）をしてもいいかな。野球は20年のうちに、WNBAに（人気面で）抜かれるだろうね」と女子バスケットボールのプロリーグを引き合いに大胆な予想をした。 　この発言に米国でも批判が殺到。「正直、MLBは他のほとんどのスポーツよりもうまくやっていると思う」「スポーツ史上最高額の契約でサインした選手がいるのに、死んでいるのか笑」「間違っているぞ」「この男は注目に値しない」とコメントが寄せられた。 　MLBでは今季、歴史的な活躍が多くの注目を浴びた。大谷は50-50（50本塁打＆50盗塁）を達成し、NBAのキングことレブロン・ジェームズからも称賛を受けた。オフにはAP通信が選出する「今年の男性アスリート」にも選出され、他競技スターらを抑えての快挙だった。大谷のライバルとされるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手も、驚異的な打撃成績を残して大谷との「No.1選手」議論が活発に行われるなど、野球人気を支えていた。