「僕、緊張しぃなんで…」 プロ11年目・竹安俊也が探す初優勝に必要なピース
<関西オープン 3日目◇18日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70> 【無料LIVE配信中】石川遼も爆伸ばし中!!関西オープン最終日配信中 プロ11年目でチャンスが訪れた。第3ラウンド、大会コースレコードに並ぶ「61」をマークした31歳の竹安俊也(たけやす・しゅんや)が首位と3打差の5位に浮上した。下部ツアーも含めてプロ初優勝を狙う。 第3ラウンドのホールアウト後、初日から完全生中継をするALBA TVのインタビューに応じ、解説する高橋勝成、細川和彦、山下和宏の先輩プロと会話を交わした。 好スコアの要因について聞かれると「ずっとパッティングで悩んでいたんですけど、それが今日は終始気持ちよくストロークできました。中尺パターに替えて、それが板についてきました」と道具を替えたことを挙げた。 そのパターは2週前の「中日クラウンズ」の時に、今平周吾が使う『オデッセイ ストロークラボTEN』を試したところしっくりきた。同じモノを作ってもらい、人生初の中尺投入が奏功している。 プロ4年目の2017年に初シードを獲得したが19年に喪失。22年にシード復活を決めて3シーズン目となる。2022年の「FOR THE PLAYERS BY THE PLAYERS」の4位タイが最高成績。18年の「日本オープン」で首位と3打差の最終日最終組を経験している(結果は5位タイ)が、最終日の好位置からのスタートはそれ以来となる。 親交のある先輩プロたちは当然初優勝を期待する。山下がツアー通算14勝の高橋勝成の言葉を借りて「自分の目標スコアを設定してまい進するのがいいんじゃないかと、『65』なら『65』とか、そこに向かって…」と伝えると、「僕、緊張しぃなんで、どうですかね。調子はすごくいいので、いつも通りできたら…」と返した。 続けて山下は「(優勝争いは)いつも通りなんて、できひんと思うよ。自分のペースでいかなあかんよね。これからいろんな人から連絡くると思うし、いつも通りと違う。明日やるべきことをやってほしいな」と何度も優勝の壁に阻まれた経験をいかしてアドバイスを送った。 「めちゃくちゃ勇気づきました」と竹安の表情に力が入る。「優勝なんてジュニアの頃からしていないので、想像できないし、何が必要なのかわからないですけど、山下さんの言うとおりに、自分を持ってやります」。優勝に必要な"何か"を探しにいく。