渋野日向子「すごく吐きそうな一日だった(笑い)」…全米女子OP、7バーディー量産 メジャー2勝目へ4位浮上
◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 第3日(1日、米ペンシルベニア州ランカスターCC=6583ヤード、パー70) 【写真】好調に思わず笑顔がこぼれる 第3ラウンドが行われ、5位から出た渋野日向子(サントリー)は7バーディー、3ボギーでこの日ベストに並ぶ66をマークし、通算3アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。2019年AIG全英女子オープンに続く日本人初のメジャー2勝目へ、好位置で最終日を迎える。 渋野は1番でボギー発進も、4番で残り94ヤードからの第2打を1メートルにつけるバーディー。6番で1・5メートル、7番パー5では2オン2パットの連続バーディーでスコアを伸ばした。8番で初ボギーとし、前半を1つ伸ばして折り返した。 後半は11番で3メートルのバーディー。14番の第2打は奥のカラーへ。ここからパターで放ったバーディートライはカップ左縁で一瞬止まり、その約10秒後、コロンと転がりカップイン。本人も驚きの表情を見せる奇跡的なバーディー奪取となった。16番で1・5メートルを決めて伸ばすと、17番パー3で奥のラフから寄せきれずボギーとするも、最終18番をバーディーで締めくくった。 ラウンド後は「ショットもそんなに悪くなかったですし、攻めのプレーができたかなと思う。久しぶりの良い位置で自分がプレーできているからか、思い切ってプレーできたことが7つのバーディにつながった」と振り返った。 今週良いプレーができている要因を聞かれると「一番変えたのはクラブ。少し柔らかめのシャフトに戻したことで、しなりを使って打てるようになった。打ちたいボールが打てる再現性が高まったことが要因かなと思う。気持ち的にもフレッシュに臨めたのが要因だったのかなと思う」と分析し、ウェッジとパター以外は今週の水曜まで調整していたという。 優勝については「この位置にいると考えざるを得ない状態ではあるけど…。今日も楽しみたいと昨日言いましたけど、すごく吐きそうな一日だったので明日もそんな感じなのかな」と笑いながら答えた。 19年全英優勝で手にした「5年間のメジャー出場資格」は今年がラストイヤーと崖っぷち。過去4度トップ5入りを誇る5大メジャーで輝きを取り戻している。
報知新聞社