「Atelier AME SHOW(アトリエアメショー)」(大阪・和泉中央)が贈る世界にひとつだけの飴細工と焼き菓子
「Atelier AME SHOW(アトリエアメショー)」(大阪・和泉中央)が贈る世界にひとつだけの飴細工と焼き菓子
今回取材に訪れたのは、2022年に独立したパティシエ・雨川翔平さんのシェアキッチン。雨川さんは今「Atelier AME SHOW」というブランド名で、焼き菓子と飴細工を販売しています。週1回のペースでお菓子を販売する和泉中央駅のシェアキッチンに足を運び、焼き菓子と飴細工についてインタビューしました!
「飾るためのお菓子」、飴細工のフルオーダーを提供
まずは「Atelier AME SHOW」が提供するサービスで一番気になった「飴細工のフルオーダー」から話を聞きました。飴細工のフルオーダーは、SNSや公式LINE経由で問い合わせがあった方の要望に応じて、一からデザインを起こし、飴でオブジェを作っていくものです。画像提供:AME SHOWこれまで手がけた作品は、インスタグラムで紹介されています。食べるためのお菓子ではなく、飾るためのお菓子を販売する職人さんは、非常に珍しいと思います。もちろん飴細工はパティシエの技術を表現するもので、世界的なコンクールも開催されています。しかし一般客に作品が販売されることはほとんどありません。だから「飴細工を極めても、ケーキ屋で使えない技術だから意味がない」と考える人もいます。実は雨川さんも、専門学生時代はそんな考えだったそう。「新卒から働いていたお店の先輩が飴細工に夢中になっていて。仕事が終わってからもずっとキッチンにいて、活き活きしてたんですよね。飴細工ってそんなに楽しいんだ、と思いました」楽しそうだと思ったらまず行動を起こすタイプだという雨川さんは、すぐにコンクールにチャレンジしたそう。2018年には西日本洋菓子コンテスト・ピエスモンテ部門(飴細工)で最優秀賞を受賞。ジャパン・ケーキショーでも銀賞を獲るなどすぐに頭角を表します。独立当初は「できれば得意なことを活かせたらいいな」と、飴細工のオーダーをゆるく始めたそうです。「誕生日記念とか、意外と個人のお客様が多いですね。コンテストとは違うことを求められるから、すごく面白い。あと、飴細工を初めて見るお客様ばかりで、納品時にすごく喜んでくれるのが新鮮。嬉しいですね」ただ、飴細工は衝撃に弱い繊細なもの。配達可能な関西圏内のみオーダーを受け付けているとのことです。