鬼木新監督 V奪還へ初指導「鹿島でタイトル…思いが湧き上がってきた」 26年ぶり古巣帰還
鹿島は7日、茨城県鹿嶋市内で今季初練習を行い、鬼木達新監督(50)が初指導に臨んだ。 【画像あり】 アイルランドのレジェンド、ロビー・キーン氏がハンガリー強豪クラブの監督に就任 川崎F時代から徹底してきた「止める、蹴る」の基礎を重視したパス練習を導入するなど、初日からイズム全開。自ら実演で選手に説明する場面もあった。現役時代を過ごした古巣に26年ぶりに帰還した新指揮官は「鹿島でプロ生活を始めていなかったら今の自分はない。緊張感があり、身が引き締まる思い」と言葉に実感を込めた。 就任に至るまでの経緯も明かした。昨季限りで8年間務めた川崎Fの監督を退任。鹿島からラブコールが届き、考え抜いた末に決断した。「鹿島が変わろうとしている熱意を感じた。他クラブ(からの話)や自分自身の休息など、考える時間は当然あったけれど、全てひっくるめて自分の中で鹿島だと思った。鹿島でタイトルを獲ることへの思いが湧き上がってきた」。 今季の目標は9年ぶりとなる「リーグ優勝」。全体ミーティングでは「“クラブが求めているから”“サポーターが求めているから”ではなく、自分たちが誰よりもそれ(優勝)を望まなければいけない」とタイトルに懸ける思いを選手たちに説いた。「鹿島らしさをしっかりと持ちながら、自分の色も出せていけたらいい」。伝統と革新の融合を見据え、チームづくりに着手する。