43歳シングルマザーが落ちた“PTA不倫”…イケメン会長と2度目の食事で「理性が崩壊」
子どもを持つ親ならば、誰もが必ず経験する「PTA」。子どもたちの学校生活を充実させるために保護者で組織されるものですが、近年、共働き家庭が増えるにつれて、その存在意義が問われています。役職に就くとさまざまな活動を行わなければならず、負担も大きいので、やりたくない人が増えているようです。 【トップ10】「えっ…生々しい…!」 これが、既婚女性が明かした「旦那を嫌いになったきっかけ」上位10個です! 厳粛なイメージの「PTA」と最もかけ離れた言葉「不倫」。これをかけ合わせると“PTA不倫”。こんなミスマッチな現象が、コロナ前からメディアで取り上げられ始めました。「恋人・夫婦仲相談所」を運営する私も「なぜ?」と疑問に思い、実際に足を踏み入れた人たちにヒアリングして、本やコミックに現状を書きました。そんな“PTA不倫”の実話です。
イケメン会長にときめいて書記に就任
明美さん(当時43歳、仮名)は2人の娘を育てるシングルマザー。夫のモラハラに苦しんで決断した離婚。やっと解放され、もうパートナーは必要ないかな…と思っていたときに出会ったのが、PTAで会長を務める良介さん(当時41歳、仮名)でした。明美さんは書記の役割でした。 良介さんは、娘と仲の良い友達のパパで、目元の涼しい爽やかイケメン。ママ友の間でも「沢村一樹に似てるよ」とうわさされていました。明美さんは、次期役員の候補として自分が書記に推薦されたと聞いたとき、会長職は良介さんがやると聞いて、興味津々。うわさの人と一緒に活動するのは楽しそうだと引き受けました。 活動がスタートしてみると、良介さんはかっこいいだけではなく、子ども思いの熱い父親。イベント運営の仕事もちゃきちゃきとできるし、どの役員さんにも人当たりがいい。「世の中にはこんなすてきな男性がいるのね。元夫と雲泥の差!」と、明美さんはときめいたそうです。 あるとき、学校で配布するPTAの書類の相談を役員のグループLINEに送ったところ、良介さんから「土曜の昼間に子どもの部活動の見学で学校に行くので、そのときに一緒に作成しましょう」とレスポンスが。「2人きりで書類作成?」とドキドキしながら、いつもより洋服に気合を入れて向かった明美さん。もちろん、「どうこうなるつもりなんて少しもなかった」と。そのときは、印象をよくしておきたかっただけだそうです。 書類を作成してプリントアウトし終わると、すっかり日暮れ時。帰り道が同じ方向なので、2人で自転車を押しながら世間話をして歩いていると、立ち飲み店でお酒を飲んでいる人たちが見えました。 明美さんが「頑張って書類作ったし、一杯飲んで帰りたいですね」と言うと、「いいですね! ビール飲みましょう」と良介さん。驚いた明美さんが「いいんですか? うちは娘たちが塾で遅いからいいんですけど…」と言うと、「一緒にPTAやってるんだし、打ち上げくらい、いいでしょう」と。 飲みながら、彼は「シングルで子どもをしっかり育てていて尊敬する」と言い、一生懸命生きている環境に寄り添ってくれました。久々に男性と2人飲み、しかもうわさのイケメンに優しくされて、明美さんはすっかり舞い上がります。 気が付けば3時間が過ぎ、娘からのLINEで解散することに。「今日は仕事もビールもすごく楽しかったです」と言うと、「こちらこそ! 明美さんは仕事もできるし面白いし、また飲みましょう」と良介さん。社交辞令で言ってくれたんだと思いましたが、2度目はすぐに訪れました。