KAZ初のソロアルバム「STYLE」をリリース 「僕がソロワークの中で守りたかった唯一のこと」
12月4日、「KAZ」名義で初のソロアルバム「STYLE」をリリースしたGENERATIONSのボーカル数原龍友さん。2枚組となるアルバムは、DISC1がカバー曲を含む新録9曲、DISC2はKAZさんが誕生した1992年に大ヒットした「最後の雨」のカバーなど、これまでにソロでレコーディングしてきた楽曲7曲が収録されている。 【GENERATIONS・数原龍友】EXILE ATSUSHIさんからもらったアドバイスは? とりわけ、DISC1の最後の曲「No Matter What」と英語詞バージョンと日本語詞バージョンがそれぞれ収録された「Pacific Love Memories」は、今年の4月から6月末までの3ヶ月間過ごしたアメリカ西海岸のサンディエゴで製作されたものだ。
「せっかくアメリカにいるんだったら、ヒューストンまでおいでよ」
アメリカ留学も終盤に差し掛かった頃のことだ。KAZさんは、日本への帰国後12月にリリース予定のアルバム制作の準備を始めることにした。留学して最初の2ヶ月は英語学校で語学を学びながら、週末はサーフィンをしたり、最先端のクラブカルチャーなどに触れたり。仕事でのアウトプットに追われていた日本とは真逆の「インプットだらけ」の生活を送っていた。 「楽しかった留学期間もそろそろ終わりが見えてきたとき、日本での僕のストリートライブなんかにも協力してもらって、バディとして一緒に曲作りをしているSho Kamijoさんにソロアルバムのエンディングに相応しい壮大な雰囲気の曲のトラックをいただいたんです。そこに僕がメロディをつけていって、『No Matter What』という曲が出来上がった。せっかくなので、ゴスペル系の作曲家でヴォーカリストとしても活躍されているパーシー・バディという方にコーラスのアレンジをお願いしました。名だたるミュージシャンのアルバムにも参加していらっしゃるクワイヤ(聖歌隊)の方々に、自分の楽曲のコーラスを録っていただくことになったとき、パーシーから直接『ヒューストンまでおいでよ』と誘われたんです」 KAZさんが留学していたのは西海岸のカリフォルニア州。そこからメキシコ湾に隣接するテキサス州のヒューストンまで、距離にして約2000km! 北海道最北端から鹿児島最南端までを結ぶぐらいの距離だ。