「ジュラシック・パークぐらいうるさい」騒音やふんなどで住民を悩ます 全国各地に「ムクドリ」の大群 嫌がる音や光で対策も解決せず
大阪・阪南市は“新技術”で対策
一方、新たな技術でムクドリに立ち向かう自治体も。 ーー(記者)ムクドリがたくさんいたんですけど。 大阪・阪南市の住民: いました!“鳥の映画”みたいに。 大阪・阪南市では、10年ほど前からムクドリによる被害に悩まされてきたが、3年前、ついに新たな技術に出会った。 大阪・阪南市河川農水課 八木望主事: こちらのライトを使って対策をさせていただいております。 鳥獣対策用のLEDライト「ホロライト・チェッカーズ」(レンタルのみ)。 鳥が嫌がる刺激的な光を出すというもので、これをムクドリに当てると、群れが一斉に逃げていく。 阪南市でも取り入れた結果、2023年からはムクドリの姿をほぼ見なくなったという。 しかし、まだまだ油断はできないという。 大阪・阪南市河川農水課 八木望主事: 戻ってくる可能性はありますので、これで終わりという形ではなくて、 継続的にやっていく必要があるのかなと思っています。
専門家「解決策にはなっていない」
一方で、専門家に聞いてみると、まさかの事実が…。 都市鳥研究会・越川重治副代表: 実はこれ、解決策にはなっていなくて、郊外には行かないんです。追跡して検証すると、隣の駅だとか、あるいは隣の自治体の方に移動してしまうんですよね。人間が何もしなければ、大きなねぐらが数カ所(しかない)みたいな感じだったと思うんですけども、そこでまた対策をすると、また別の場所に移っていく。 対策を続けても、なかなか解決しないという“ムクドリ問題”。 その解決の糸口はどこにあるのだろうか。 (「イット!」10月25日放送より)
イット!