「想像以上にブリーだった」「冬になったらクリスマスブリーを」館長の指示で設置されたツリーが衝撃
もうすぐクリスマス。高知の水族館が設置したクリスマスツリー…いえ、「クリスマスブリー」がSNSで話題になりました。クリスマスブリーって一体? 取材しました。 【画像】クリスマスブリー全体像はこちら。35匹が「想像以上にブリー」
ブリ35匹でできた冬の風物詩
話題になったのは、高知県室戸市にある「むろと廃校水族館」(@murosui_kochi)のSNS投稿です。 「館長から『冬になったらクリスマスブリーの設置を』と指示を受けていたので設置」との文言とともに、なんと魚の「ブリ」のぬいぐるみがいくつも飾られたクリスマスツリーの写真が投稿されています。 投稿には「想像以上にクリスマスブリーだった」「メリーブリスマス」「文字打ち間違いと思ったらブリで正解w」「ずいぶんブリリアントなツリー」といったコメントが付いています。 このクリスマスブリーは、むろと廃校水族館で毎年冬になると展示しているそうで、担当者は「当館の冬の風物詩です」と話します。 今年は屋外のプールサイドにツリーを設置。高さは約2.5mで、駐車場からも少し見ることができます。 ツリーに飾られているかわいいブリのぬいぐるみはなんと約35匹。水族館で、1回1000円のぬいぐるみくじで必ずもらえ、くじの等数によって大きさが変わります。 担当者は「ブリのぬいぐるみくじは当館限定で、ツリーに飾ってあるのは4等の大きさです。くじは販売開始から今日までで8万匹以上が引かれている一番人気のグッズです」といいます。
毎日、みんなで自販機を確認
このクリスマスブリーは、11月21日に設置・装飾を行ったそうです。実は、この日に設置したのには訳がありました。 SNSの投稿をみてみると、「冬になったら設置」という指示を館長から受け、「いつからが冬なのか館長に聞くと『館内すべての自販機にホットが入った時』」という文言が書かれています。 そこで、むろと廃校水族館では、館長含めたスタッフ全員で毎日、館内にある4台の自販機の前を通った時や、飲み物を購入する際にホットが入っているかどうかを確認していたといいます。 「最初に自販機でホットが確認できたのが11月10日。そこから徐々に2、3台目と入っていき、21日には4台全ての自販機に入っていました。すべての自販機で確認がとれたので、その日にクリスマスブリーの設置を行いました」 担当者は「展示はクリスマスの25日までの予定ですが、天候などによっては前後する可能性も。ぜひブリくじを引いて、ブリーと一緒に楽しんでください」と話しています。